不振の岩村明憲内野手、マイナー調整を拒む理由は「日本のメディア」。

2007/03/14 11:56 Written by コ○助

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レッドソックスの松坂大輔投手やヤンキースの井川慶投手の「大型移籍」の陰に隠れているなりが、ポスティングシステムで長年の夢をようやく掴んだデビルレイズの岩村明憲内野手も、メジャー1年生の一人。ヤクルトでプレーした9年間で打率.300、188本塁打、570打点の成績を残し、タイトルも守備のスペシャリストに贈られるゴールデングラブ賞を6度受賞と、攻守に渡って素晴らしい結果を出してきた岩村選手がメジャーでどれだけのプレーができるのか。投手に比べて成功するのが難しい野手の挑戦ということもあり、野球ファンからは注目を集めているなりよ。

でも、メジャーのオープン戦では今のところ結果が出ずに苦しんでいる状態。打球が前に飛ばず、これまで17打数1安打と打撃上昇の気配がなかなか見えてこないなりね。岩村選手本人は打撃不振の理由を「疲労」とし、ジョー・マドン監督に休養を直訴。日本とは異なり、キャンプから休みが全くないメジャー流に適応しきれていない格好なりが、あまりメジャー1年生が「疲労」を理由に休養を求めるケースはないため、ファンからは早くも失望の声が聞こえてくるなりよ。

マドン監督はこの不振は「疲労」ではなく、そもそも「岩村の打撃タイミングがずれている」と指摘。マイナーに降格させ、環境を変えて調整することを検討しているなりが、岩村選手がこの案に「待った」をかけたというなり。その理由は「自分はスロースターターのため、仕上がりペースの早いメジャーのキャンプでは『不振』が目立つ」「1日でもマイナーのキャンプにいけば日本のメディアに大きく取り上げられる」(MAJOR.JPより)。

スロースターターなのは日本でもそうだったので良いとして。もうひとつの「日本のメディアに大きく取り上げられる」という理由はいったい……。1日でも「マイナー降格」と報じられるのが恥ずかしいことだったりするなりかねぇ。純粋に現状を打破するための調整であれば、それこそマドン監督が指示する「メジャー流」に身を委ねたほうが良いはずなのに。

デビルレイズとは3年総額770万ドル(約9億円)で契約をした岩村選手。結果が出せずに言い訳が目立つようになれば、風当たりも次第に強くなっていくだけに、そろそろ結果を出せると信じたいなりね。もう一部からは「第2のノリ」「ノリ臭が漂ってきた」との声も出てきているなりよ……。

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