風評被害で大打撃、牡蠣の産地3県が無料配布イベントを開催。

2007/01/19 15:12 Written by コ○助

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今冬、列島で猛威をふるい、大流行したノロウイルス。最近はようやく沈静化してきたなりが、昨年末はノロウイルスの被害に関するニュースが連日飛び交っていたなりよね。でも、ノロウイルスの被害を受けたのは、直接感染した人間だけではないなりよ。

今回の大流行とは直接の因果関係がないのに、いわゆる「あたる」ときの原因が同じノロウイルスだから、という理由だけで消費者から敬遠されてしまった牡蠣も、ノロウイルスの被害者(?)のひとつ。スーパーからの商品撤去、販売低迷による出荷停止などの悲惨な状況に追い込まれてしまったのは、たびたび報道されていたのでご存知の人も多いと思うなり。本来ならば、冬は牡蠣のシーズン。お歳暮や鍋物用などに向けた出荷が大幅に伸びる時期なりが、誤解を招くような報道の仕方をしていたメディアもあり、牡蠣の産地では「風評」によって甚大な被害を被ってしまったなりね。

Narinari.comでも、昨年12月にノロウイルスの大流行によって、牡蠣の販売量ががた落ちになっているという話題をお伝えしたなり。その内容は牡蠣出荷のピーク時期にも関わらず、東京・築地市場では1キロ当たりの卸値が4日間で約27%もダウン、全国の産地が悲鳴を上げているというものだったなりね。現在もまだ牡蠣の市場価格は回復しておらず、産地は出荷するほど赤字になるという、苦しい状況が続いているなりよ。

そんな現状を打破するべく、「全国カキ安全推進キャンペーン」と銘打ったプロモーションを、牡蠣の消費者が多い首都圏で行うことになったなりね。主催するのは全国漁業協同組合連合会。共催として牡蠣の産地である広島、宮城、岡山県の漁業協同組合連合会が名を連ねているなりよ。

具体的にどのようなプロモーションを行うのかというと、直近では1月20日に、東京・池袋で「カキ全国三大産地(広島、宮城、岡山)東京イベント」が開催され、広島産の牡蠣を使った「焼きガキ」2,000個と「カキ鍋」1,000食分、宮城産の牡蠣を使った「カキ鍋」1,500食分、岡山産の牡蠣を使った「焼きガキ」2,000食分を無料でふるまうなりよ。ほかに牡蠣の安全管理に関するPRやクイズを実施するなど、「牡蠣の安全性」を理解してもらい、再び牡蠣を食べてもらうきっかけになるようなイベントになるなりね。

今年の牡蠣の販売不振は牡蠣自体に問題があるわけではないので、美味しい牡蠣を無料で食べられるチャンスを見逃す手はないなりよね。同様のイベントは各地で行われるようなので、近くで行われる際には立ち寄ってみてはいかがなりか?

☆「カキ全国三大産地(広島、宮城、岡山)東京イベント」開催概要
日時:1月20日(土) 11時〜14時
場所:池袋西口公園(東京都豊島区西池袋1-8-26)
内容:広島、宮城、岡山の牡蠣の無料配布など

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