2007年世界の若手リーダー発表、日本から朝青龍ら15人が選出。

2007/01/17 23:57 Written by コジマ

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近年は文化面も世界に再認知されつつあるけど、国際舞台における日本の要は、やはり経済的な競争力。競争なんてまっぴら、のんびり生きたいなあ、なんて思いつつも、高い経済力のおかげで豊かな暮らしができていることを考えると、否定はできないのだ。

一時的に落ち込んでいた日本経済だけど、「ダボス会議」などで知られる世界経済フォーラムの2006年度国際競争力ランキングによると、日本は7位。前々回は12位、前回は10位だったので、着実に回復していることが分かる。この回復傾向が維持できるかは、政財界をはじめとする各界リーダーの手腕にかかっているのだ。

そんな中、次代の日本を担う若手リーダーが発表された。正確に言うと、世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダーズ(Young Global Leaders)」の2007年版が発表され、日本から15人が選ばれたのだ。

「ヤング・グローバル・リーダーズ」は、政財界や文化・学術研究、社会活動などで実績を上げ、将来的に国際舞台で活躍が期待される40歳以下の人物を選出するもの。前回は理化学研究所の見学美根子博士、バイオリニストの五嶋みどり、NGOピースウィンズ・ジャパンの大西健丞・統括責任者の3人が選出され、過去には楽天の三木谷浩史社長や米ユニクロの堂前宣夫社長(ファーストリテイリング常務取締役)らが選ばれているのだ。

今回は、ヨルダンのラニア王妃を議長に、英メディア大手ピアソンのマージョリ・スカルディノ社長、米ニューヨークタイムズのアーサー・サルツバーガー会長、英ロイターのトム・グローサー社長、フジテレビの日枝久会長らで構成される選考委員会によって、約4000人の候補から250人が選ばれた。

その中で日本人として、秋篠宮妃紀子さま、横綱・朝青龍関、サイバーエージェントの藤田晋社長、人権活動家の川田龍平さん、ソフィアバンクの藤沢久美副代表、北神圭朗衆議院議員、タリーズコーヒージャパンの松田公太社長、指揮者の西本智実さん、エレファントデザインの西山浩平社長、小渕優子衆議院議員、インデックスの小川善美社長、グロービス・マネジメント・バンクの岡島悦子代表取締役、オイシックスの高島宏平社長、津村啓介衆議院議員が選ばれたのだ。

前回の5倍となる15人が選出されたことにも驚くけど、一般的に知名度の高い人物が選ばれていることも目を引く。選出された人たちは、日本の、そして世界の未来を担うリーダーとしての活躍が期待されるのだ。

このほか、米プロバスケットボール(NBA)のヤオ・ミン選手(中国)や米グーグル社のシェリル・サンドバーグ副社長、バルセロナ五輪女子1500メートル走の金メダリスト、ハシバ・ブールメルカ選手(アルジェリア)、米アップルコンピュータ社のトニー・ファデルiPod部門上級副社長、中東・クルド地域政府のネチルバン・バルザニ首相が選ばれている(詳細は、ヤング・グローバル・リーダーズ公式サイトを参照)。

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