番号ポータビリティの開始に向け、各キャリアが強力なラインアップを揃えた秋冬モデル。auは17機種を投入するなど過去最高の布陣で商戦に臨み、大きな成果を得たなりよね。でも、各キャリアの目はもう春に向いているなりよ。先陣を切って、まずはauが春モデル10機種を一斉に発表したなりね。すでに発表されている機種と合わせ、auは14機種のラインアップで春商戦に挑むなり。

auの2007年春モデルの特徴は次のとおりなり。

◎W51K（京セラ製）［ワンセグ］
・2.7インチのワイドQVGA（240×400ピクセル）液晶を搭載。
・201万画素のオートフォーカス付きカメラを搭載。
・「EZ Felica」に対応。
・ワンセグに対応。
・ワンセグ視聴中に届いたメールの確認が簡単な「タスク切替機能」を搭載。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はミラーオレンジ、シアノブルー、メタルシルバーの3色。

「W51K」は春モデルの中では薄い部類に入る、薄さ20ミリのスリム端末。高音質化技術「BBE M3」を採用し、迫力のサウンドを楽しむことができるなど、前機種「W43K」の良い部分はそのまま受け継いでいるなりね。同梱される充電台にはサブウーファーが内蔵されており、重低音の効いた音楽やワンセグを楽しむことができるなり。

◎W51H（日立製作所製）
・2.9インチのワイドVGA（480×800ピクセル）液晶を搭載。
・207万画素のオートフォーカス付きカメラを搭載。
・パソコンのタッチパッドのような操作ができる「スマートセンサー」を搭載。
・指紋認証機能を搭載。
・「EZ Felica」に対応。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はプレミアムレッド、イノセントホワイト、プレステージシルバーの3色。

「W51H」は、最近評価をメキメキと上げている日立製作所製の端末。大型の液晶は解像度がグッと上がり、ワイドVGA（480×800ピクセル）となったことで、「PCサイトビューアー」や「EZナビウォーク」での一画面に表示する情報量が飛躍的にアップしたなりよ。特に「PCサイトビューアー」では、横スタイルでは横幅800ピクセルでの閲覧が可能で、標準的なパソコン向けのサイトならほぼ一画面に収まるようになったなりね。ひとつ残念なのは、これまでワンセグ対応を続けてきたにも関わらず、「W51H」に関してはワンセグへの対応が見送られたことなりか。従来のHユーザーが乗り換えにくいのは確かなりね。

◎W51T（東芝製）［ワンセグ］
・2.6インチのQVGA液晶を搭載。
・324万画素の手ブレ軽減機能付きカメラを搭載。
・ワンセグに対応。
・ワンセグ視聴中に届いたメールの確認が簡単な「タスク切替機能」を搭載。
・デジタルラジオに対応。
・圏外から圏内に移動した際、圏内への復帰を早める「ベストコネクト機能」搭載。
・電子辞書「辞スパ」をプリセット。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はダイナミックシルバー、トランキルホワイト、グレイシャスオレンジの3色。

「W51T」は、同じく春モデルとして発表された「W52T」よりも機能を若干落とす代わりに、ややコンパクトにまとめた折りたたみ端末。機能を落としたといっても、映像や音楽を楽しむ上では十分なスペックと機能を持っているため、こちらも人気を集めそうなりよ。

◎W51P（パナソニック モバイルコミュニケーションズ製）
・auへのパナソニック再参入第1弾。
・2.6インチのワイドQVGA液晶を搭載。
・207万画素のCMOSカメラを搭載。
・「EZ FeliCa」に対応。
・パナソニック伝統の「ワンプッシュオープン機構」を採用。
・背面パネルに2つのLEDを内蔵。
・「ヒカリ」の演出で「ソフトイルミネーションパネル」の模様が浮かび上がる。
・外部メモリはmicroSDカード。
・本体色はクレマチスホワイト、ルミナスピンク、カランサブラウンの3色。

「W51P」は2002年に発売された「C3003P」以来、久々に登場したパナソニック製端末。NTTドコモで展開しているような端末ほど個性や機能はないなりが、「ワンプッシュオープン機構」や「ヒカリ」など、パナソニックらしさは随所に感じられる端末なりね。シャープともども、auへの本格参戦は諸手を挙げて歓迎したいところなり。

◎W51S（ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製）
・2.7インチのワイドQVGA液晶を搭載。
・201万画素のCMOSカメラを搭載。
・「EZ FeliCa」に対応。
・着せ替えには対応せず。
・本体底部に光るイルミネーションを搭載。
・外部メモリはメモリースティックDuo、メモリースティックPRO Duo。
・本体色はフローピンク、ラティスブラック、ラスターベージュの3色。

「W51S」はシンプルな機能ながら、デザイン性に優れた端末。音声着信やメール着信時に背面パネルにアイコンが浮かびあがるなど、従来の光の演出がさらに進化したスタイルとなっているなりね。ソニー・エリクソン伝統の着せ替えパネルは、今回は採用が見送られているなり。

ワンセグ対応が7機種と、映像に力を入れてきたau。NTTドコモとソフトバンクの新機種も楽しみなりね。