メーカー各社から「新牛乳」が続々、消費低迷の歯止め狙う。

2006/10/15 20:54 Written by コ○助

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子どもの頃に比べて、めっきり飲まなくなってしまった飲み物のひとつ、牛乳。牛乳嫌いの子どもが少なくない中、コ○助は給食のときに友だちから貰って飲んだりするほど、比較的牛乳が好きだった「はず」なりよ。ぬるめの牛乳はちょっと苦手なりが、キンキンに冷えた牛乳をグビッとやるのが好きで、瓶牛乳の場合には常に一気飲みしていたなりね(笑)。

大人になって飲まなくなった理由はいくつも考えられるなりが、大きな理由は2つほどパッと思い浮かぶなりよ。ひとつは小金を持って自由に買い物ができるようになったこと。コンビニやスーパーに行くと、ついついほかの飲み物に手が伸びてしまうため。自動的に毎食供給されていた給食や、「牛乳を飲みなさい」と口うるさく言う親の存在から解放されたのを機に、自分の中の牛乳の存在感もグッと小さなものになってしまったなりね。

もう一つは豆乳の存在。牛乳と豆乳では根本的に成分が異なるので、本来は「代替品」にはならないなりが、例えば「健康のために飲むもの」「朝食のお供に飲むもの」といった同じ枠を奪い合う、同列の製品には違いないなりよね。コ○助の場合、幼稚園の頃から豆乳が大好きで、立ち位置的には「豆乳>牛乳」だったという伏線があることから、昨今の豆乳商品の充実ぶりに反応しないわけにはいかなかったなりよ。ゆえに、牛乳のポジションを豆乳が奪ったのは、時代に促した必然的な流れ……というのは少し大げさなりが、牛乳を積極的に購入する理由がなくなってしまったのは確かなりね。

そんな細かい個々の事情はともかく、世間的にもずいぶんと「牛乳離れ」は進んでいるようで、牛乳の市場規模は2002年に8,239億円だったものが、2006年には7,222億円と、1,000億円以上も縮小している(森永の調査より)のだとか。この縮小幅はメーカーにとっては深刻で、早い段階で低迷に歯止めをかけなければ各メーカーが共倒れする危険性まで孕んでいるなりが、ここのところ新たな需要の喚起や巻き返しを図るべく、新しいタイプの牛乳が続々と登場しているようなりよ。

例えば森永乳業が9月から発売している「森永牛乳 720ml」。これまで「1Lでは多く、500mlでは少ない」という消費者の要望が多かったことから、その中間となる720mlのパッケージを新設したなりね。720mlはコップ4杯分に相当する量。単身世帯や夫婦2人の世帯など、主に若い層の需要開拓を狙った新商品なりよ。また、協同乳業は9月から、関東エリア限定で「多摩酪農家発 東京牛乳」を発売。東京(あきるの市、青梅市、立川市、八王子市、日の出町、町田市、瑞穂町)の酪農家が生産した牛乳をパッケージ化した商品なりが、関東エリアに限れば、北海道で搾乳したものよりも高い鮮度を保てるのが特徴なりよ。少し前からは、このほかにも「DHA配合」「低カロリー」「カルシウム2倍」など、付加価値を高めた商品も登場しているなりよね。

身体に良い飲み物なのは分かっているけど、最近ご無沙汰……という人は、たまに新しいタイプの牛乳を試してみてはいかがなりか? コ○助もバランス良く栄養を摂取するためにも、牛乳を交えながら、豆乳に偏らない生活にしていこうと思うなり。

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