SCEIの久夛良木健社長、「プレイステーション3」の値下げを発表。

2006/09/22 16:51 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


昨年の段階では、「ユーザーが欲しい次のゲーム機」調査などで、ダントツの人気を誇っていた「プレイステーション3」。それが今年5月、下位モデルが62,790円からという価格が発表されてからは雲行きが怪しくなり、新しい魅力を満載したライバル「Wii」の概要が明らかになるに従って、「プレイステーション3」には強い逆風が吹き続けてきたなりよね。「高すぎる」「ゲームの内容がプレステ2とさほど変わらない」「そもそもブルーレイディスクが必要ない」……。初回出荷台数の下方修正なども手伝って、最近ではすっかり「ユーザーが欲しい次のゲーム機」の座は「Wii」に奪われつつあったなり。

ただ、さすがにSCEIも消費者の声を看過することができなくなったようで、22日に行われた「東京ゲームショウ」の基調講演後、トークセッションに臨んだ久夛良木健社長が大幅な値下げを発表したなりよ。発表されたのは下位モデルの値下げのみなりが、当初予定していた62,790円から49,980円に、約13,000円も値下げされることになったなりね。また、値下げするにも関わらず、当初発表では搭載が見送られていたHDMI端子が下位モデルにも搭載されることに。復習も兼ねて、今回値下げされた下位モデルと、上位モデルのスペックをまとめておくなりね。

[プレイステーション3 20GBモデル(下位モデル)]
・ブルーレイディスクドライブを搭載。
・HDMI端子を搭載。
・本体色はクリアブラックのみ。
・発売日は11月11日(米国では11月17日)。
・価格は49,980円(米国では499ドル)。

[プレイステーション3 60GBモデル(上位モデル)]
・ブルーレイディスクドライブを搭載。
☆無線LANアダプタを搭載。
☆メモリースティック、SDカード、コンパクトフラッシュのリーダ/ライタを搭載。
・本体色はクリアブラックのみ。
・発売日は11月11日(米国では11月17日)。
・価格はオープンプライス(米国では599ドル)。
※☆印は60GBモデルにのみ搭載される機能。

見比べると分かるなりが、下位モデルにHDMI端子が搭載されたことで、上位と下位の違いはHDDの容量、無線LANの有無、そしてカードリーダーの有無の3点となったなり。従来の価格だと、双方のモデルの価格差は1万円前後と見られていた(※上位モデルはオープンプライスなので詳しい価格は明かされず、7万円台と言われていた)なりが、下位モデルが値下げをしたことで、恐らく価格差は2万円以上に。この機能差で、この価格差は少し高すぎる感があるので、ひょっとすると上位モデルも値下げの準備があるかもしれないなりよ。

ちなみに、下位モデルとはいえ、「プレイステーション3」の49,980円からという価格は、「外付けHD DVDプレーヤー+Xbox 360(廉価版)本体」の50,590円よりも安い設定となっているなり。そういう意味では、次世代DVDプレーヤーとして考えても、今回の「プレイステーション3」の値下げは評価できるところなりよ。

値下げによって「少しは」買いやすくなった「プレイステーション3」。皆さんは物欲がうずいて来たなりか?

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.