進化するのり、残量分かるスティック型や挟んで使うテープ型も。

2006/09/03 22:09 Written by コ○助

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昔からある文房具が進化すると、何ともいえないトキメキを感じるのは、きっとコ○助だけではないはずなり。それはスピーディな変化が当たり前のデジタル機器とは対照的に、ゆるやかな流れの中で何十年にも渡って同じ形状、機能を保ってきた文房具が変わることに、純粋な驚きがあるからなりね。

ひとえに文房具と言っても幅が広いなりが、ここ数年、ごくごくベーシックな文房具に進化の波が訪れているなりよ。例えば、有名なところでは2003年5月からコクヨが発売している「カドケシ」。10個の立方体の消しゴムを組み合わて「角」を28か所に増やすことで、いつでも気持ち良く「角」で消すことができるスグレモノなりね。発売開始直後から話題を呼び、年間100万個以上を販売したほか、そのデザイン性が高く評価され、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のコレクションに認定されたのは記憶に新しいところなり。

また、同じくコクヨが従来のノートの「常識」を覆した「スリムB5サイズノート」も話題を呼んだなりよね。それまでノートのサイズは原紙の大きさ(A判・B判等)をもとに規格が定められており、この「常識」を誰も疑わずにいたなりが、コクヨはノートのサイズを「使われ方」の観点から再考察。さらに人間工学の視点も取り入れ、新しいサイズの「Slim B5」という画期的なノートを生み出したなりよ。具体的に人間工学の視点が活きているのは146ミリという横幅のサイズ。人間の有効視野、注視安定視野、そして日本人の平均的な手のひらのサイズを総合的に検討した結果、146ミリという数字が弾き出されたなりね。

そして今年、進化の波が訪れているのはズバリ「のり」。コ○助が子どもの頃にはすでにチューブ型やボトル型、スティック型、液体型が揃い、しばらくしてスプレー型やテープ型も登場するなど、文房具の中では比較的「技術革新」の進んでいる製品だったなりが、今年はそれらの製品がさらなる進化を遂げ始めているなりよ。

進化の例のひとつは、従来からあるスティック型が進化したパイロットの「スーパーグルー スティックのり」。本体の側面に「残量確認窓」が取り付けられ、のりの残量が一目で分かるのりなりよ。その形状の特性から、確かにスティックのりは「あとどれくらい残っているのか」が分かりにくかったなりよね。また、スティック型は横に倒したときにコロコロと転がってしまいがちだったなりが、これを防止するための「ころがり防止ストッパー」も付けられているのも見逃せないポイント。ともに小さな進化ではあるなりが、使い勝手を大幅に向上させること間違いなしなり。

もうひとつはテープ型が進化した「ドットライナーホールド」。「業界初」を謳う「ドットライナーホールド」は、ホッチキスのような形状のテープのり本体に「のり付けしたいもの」を挟み、本体をスーッと引くことで簡単にのり付けが可能ななりね。のり付けしたいものを机の上などの固いところに置く必要がなく、立ったままでもスーッとできる手軽さは、のりの世界に革命が訪れたと言っても過言ではないなり(少し大げさなりが……)。

少しずつではあるなりが、着実に進化を遂げている文房具。久しぶりに使ってみると、「こんなに便利になったのか」と驚かされるものも結構あるなりよ。デジタル機器も良いなりが、皆さんもたまには文房具の世界に触れてみてくださいませ。

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