門司で50年の歴史「焼きカレー」が観光客に人気、レトルト食品も。

2006/09/02 18:40 Written by コジマ

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大正レトロ調の建築物で知られる福岡県の門司港。ここの名物である「焼きカレー」が、観光客に人気なのだとか。地元で昔から愛され続けてきた焼きカレーは、現在、喫茶店やレストランなど十数店で提供されており、それぞれが独自に工夫を凝らしているのだ。また4日には、永谷園から焼きカレーのレトルト食品2種も発売される。

焼きカレーは、洋食が流行していた1955年頃、北九州市門司区にあった喫茶店に登場したのが始まりとされている。閉店後に余ったカレーをグラタン風にしたらこれがなかなか。早速メニューに加えたところ、評判になったそうなのだ。基本的には、ご飯の上にカレーやチーズなどを乗せてオーブンで焼くだけ。この単純なひと工夫が、地元では50年以上も愛され続ける名物となったのだ。

今では同区で焼きカレーを提供しているところは10店以上で、各店が独自のアレンジをほどこしており、バリエーションも豊富。レトロ建築を見に来る観光客の舌を楽しませている。日刊スポーツのおすすめ店一覧には、各店の特徴が書かれており、果物や野菜をふんだんに使ったものや、シーフードカレーを使ったもの、黒毛和牛やマッシュルームを使った本格的なものまでたくさんあるのだ。

この焼きカレーは、横浜市にある横濱カレーミュージアムでも食べることができる。博多の焼きカレー専門店「伽哩本舗」が出店しているのだ。門司のものではないけれど、都会の博多で洗練された焼きカレーを味わえる。

焼きカレーは食べたいけど、門司も横浜も近くない!という人に朗報が。永谷園から焼きカレーのレトルト商品「こんがり焼きカレーなすと挽き肉」と「こんがり焼きカレーチキンとトマト」が4日に全国で発売されるのだ。グラタン皿にご飯を盛り、商品の「カレーソース」をかけて、「トッピング」をふりかけたらオーブントースターで5分間焼くだけ。トッピングが焼くとサクサクになって美味しそうなのだ。

以前、群馬県の水上で石焼きカレーを食べたときも感動したのだけれど、カレーって本当にバリエーションが豊富なのだ。門司に近い人や訪れる機会のある人はぜひ。ぼくは食べたことないので、感想などをいただけるとありがたいのだ。

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