世界に羽ばたく味噌かつ、「矢場とん」がニューヨークかパリに進出。

2006/08/28 09:25 Written by コ○助

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1〜2年ほど前から、東京を中心に巻き起こった名古屋ブーム。愛知万博に向けた過剰なまでのメディアによる煽りも手伝って、「食」に関するものとしては近年希に見る大きなブームになったのは記憶に新しいところなり。コ○助も2003年末頃から名古屋の食文化に触れ、Narinari.comでもたびたび話題にしてきたなりが、愛知万博が閉幕してブームが沈静化した現在も名古屋の食文化をこよなく愛し続けているなりよ。味噌かつ、手羽先、あんかけスパ……。どれもブームの一言で終わらせてしまうには惜しい、実にうんまい料理の数々なり。

そんな名古屋ブームの先陣を切って、2004年3月に東京・銀座に「上陸」したのが味噌かつの老舗「矢場とん」だったなり。最近は少し落ち着いてきたとはいえ、オープン当初は連日満席が続くほどの人気で、「矢場とん」で初めて味噌かつを口にした東京の人の間では「なぜ東京には味噌かつを食べられる店がほとんど無かったのか」と、味噌かつの味を知らずに人生を歩んできたことを悔やむ声が上がっていたほどなりよ。かく言うコ○助も味噌かつを初めて食べたのは「矢場とん」が東京に進出してきてから。「矢場とん」の味噌かつに出会ってしまってからは、すっかり味噌かつが好きになってしまったなりね。

名古屋を中心とした中部圏内から飛び出しても好評な「矢場とん」なりが、愛知万博に訪れた海外からの観光客にも評判が良かったため、なんと今度は海外への出店を検討しているというなりよ。「矢場とん」はまだ国内に5店舗(矢場町本店、名古屋三越ラシック店、エスカ店、ジャズドリーム長島店、東京銀座店)しかないなりが、地方の大都市を飛び越えて海外への進出を考えていたとは。少し気が早い印象ではあるものの、来年は60周年の節目ということもあり、大きな勝負に打って出ることになったなりね。

具体的な海外進出計画はまだまとまっていないようなりが、日経流通新聞によると出店候補地はニューヨークかパリで調整中。ただ、「矢場とん」の鈴木孝幸社長は「海外一号店は世界一の都市のニューヨークで挑戦したい」と語っているため、社長の意向を汲んでニューヨークに進出する可能性が高いかもしれないなりね。

欧米では日本食が相変わらず人気を集めているし、あの味噌かつのコッテリ感は外国人にもウケは良さそう。国内の「矢場とん」と味を変えぬよう、肝心要の味噌だれは日本から空輸する計画なので、名古屋の味をそのまま欧米で楽しむことができる日がもうすぐそこまで迫っているなりね。果たして「矢場とん」の挑戦は成功するのか。注目しておきたいところなり。

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