野球ゲームの名作「ファミスタ」がオンライン化、ハンゲームで提供へ。

2006/08/09 10:53 Written by コ○助

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野球大好きなコ○助が子どもの頃から愛して止まないのが、ナムコの「ファミリースタジアム(1989年版からファミスタが正式名称)」シリーズ。選手の動きや表情、球場の雰囲気をCGで極限まで再現した「リアルプロ野球ゲーム」が全盛の中、すべてがデフォルメされたコミカルな動きの野球ゲームは、コナミの「実況パワフルプロ野球」シリーズ以外は「ファミスタ」も含めて淘汰されてしまった感じなりが、それでもコ○助は「ファミスタ」の新作登場を熱望し続けてきた古いタイプの人間なりよ。

ファミコンで登場した第1作から、進化を遂げながら各種ハードに投入された「ファミスタ」シリーズは実に30タイトル以上。かつては野球ゲームの代名詞的存在でもあったなりが、2003年に任天堂のゲームキューブ向けに「ファミリースタジアム2003」が発売されて以降は、残念ながら新作は発売されずに現在に至っているなりね。シェアを持つ据え置き型のハード向けとしては、2001年にプレステ向けに発売された「ワールドスタジアム5」が最後の作品。携帯ゲーム機や携帯電話向けにはデータを新たにしたマイナーチェンジの「ファミスタ」は投入されてきたものの、完全な新作としての「ファミスタ」は、もうずいぶん発売されていないなりよ。

でも、今年は「ファミスタ」が20周年を迎えた節目の年。これを記念して、4月6日にプレステ2向けに発売されたリアルプロ野球ゲームの最新版「プロ野球 熱スタ2006」に「ファミスタモード」が収録され、昔の「ファミスタ」の雰囲気をそのままに、最新の2006年版のデータで遊べる「ファミスタ」が登場したなりよ。単体発売がなく、「プロ野球 熱スタ2006」のオマケ的な扱いには一抹の寂しさを感じながらも、「ファミスタ」ファンの間ではかなり大きな話題を呼んだなりね。もちろん、コ○助も小躍りしたものなり。

この「ファミスタモード」に対する反響はバンダイナムコゲームス(旧ナムコ)にも変化をもたらしたなりよ。操作体系が複雑化する昨今の野球ゲームに比べ、「ファミスタ」のシンプルな操作感の心地良さを再発見させられたことに加え、ユーザーからの反応も上々だったことから、「ファミスタ」を今の時代にマッチしたカタチで復活できないかと、模索が始まったなりね。そして導かれた結論がオンライン化。オンラインゲームサイト「ハンゲーム」を運営するNHN Japanの協力を得ながら、ついに「プロ野球 ファミスタ オンライン」を完成させたなりよ。

それでは簡単に、「プロ野球 ファミスタ オンライン」の特徴やサービスインまでのスケジュールなどをまとめておくなりね。

[プロ野球 ファミスタ オンライン]
・「ファミスタ」のテイスト、シンプルな操作をそのままにオンライン化。
・低スペックなパソコンでも動作するよう、軽量化に注力して設計。
・新たにカードゲームの要素を取り入れ、「選手カード」や「アイテムカード」(有料)で選手の能力をアップ可能。
・選手データは実名の2006年最新版。
・ターゲットは20代後半〜40代の「ファミスタ世代」。
・年内に100万ユーザーの獲得が目標。
・月額利用料金は無料。
・メッセンジャーやメールなどのコミュニティ機能を提供。
塚本高史南明奈を起用したテレビCM(映画監督の石井克人氏が演出)も展開。
・8月15日からハンゲームユーザーを対象に「プレサービス」を開始。
・10月から「プレサービス」に機能を追加した「オープンサービス」を開始。
・11月からアイテム課金を追加した「正式サービス」を開始。

月額利用料金が無料というのもグッドなりが、低スペックのパソコンでも楽しめるよう、軽量化に力を入れたというあたりは嬉しいなりよね。特に、投手と打者の一瞬の間合いや駆け引きが重要との認識に立ち、オンラインだからといってタイムラグが生じないよう、細心の注意を払って開発したというなりよ。グラフィックは従来の「ファミスタ」に比べると若干劣っているなりが、ゲーム性は間違いなく「ファミスタ」に仕上がっているようなり。

コ○助はこれに手を出したら、もう当分かかりっきりになりそうな予感がするなりよ。やるべきか、今は見送るべきか。8月15日の「プレサービス」開始まで、少し悩まなくてはならなそうなり……。うぅ、めっちゃやりたいなり(笑)。

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