今と比べると、昔はギスギスせずに大らかな世の中だったなぁ、と感じることは多々あるなりが、コ○助がずっと感じていたことのひとつが電話の出方。子どもの頃、電話に出るときには最初に「はい、○○ですけども」と必ず自ら名乗るようにと親に仕付けられたものなりが、個人間の電話においては、最近はあまり名乗らないのが主流のようなりよ。電話をかけたときに、相手が「はい」とぶっきらぼうに答えるだけでなく、名乗ってくれたほうが心地良いとは誰もが思っているはずなりが、それでも名前を名乗らないのはなぜなのか。読売新聞が興味深い調査を行っているなりよ。
読売新聞が行った調査「家にかかってきた電話に名乗りますか」によると、「名乗らない」と答えた人は73%にも達し、「名乗る」と答えた人(27%)の3倍近くにも上ったなりね。その理由としては「振り込め詐欺の横行」や「家を探されるのが怖い」といった「防犯上の理由」を上げる人がほとんど。見知らぬ人から電話がかかってくる場合、どこかに電話番号情報が流出している可能性が高いなりが、その電話番号情報にさらに名前情報を付与してしまうのは確かに危険なりよね。こういう時代なので、警戒する人が多いのは当然と言えるなり。
コ○助は昔からの習慣に加え、自宅の電話番号を仕事用にも使っているため、今でもちゃんと名前を名乗る派。でも、自宅の電話番号を以前使っていた人宛てに変な間違い電話がよくかかってくるので、本音を言えばあまり名乗りたくはないなりよ。電話に出るといきなり凄んでくるような、その筋っぽい人からもたまに間違い電話がかかってきたりするし……。まあ今のところ特にトラブルは起きておらず、平穏に過ごせているのが幸いなりが、「怖い」という意識があるのは確かなりね。
もう一つ。電話が来ても名乗らない理由として、「防犯上の理由」以外に考えられそうなのは「携帯電話の普及」。携帯電話は登録した相手の名前が画面に出るのがデフォルトなので、電話に出てすぐに会話をスタートする人も多いなりよね。電話によるコミュニケーションが携帯電話主流にシフトしていく中で、固定電話主流の時代には当たり前だった名前を名乗るという意識が希薄化している可能性もありそうなりよ。
皆さんは電話が来たら名前を名乗る派なりか? それとも名乗らない派?