松井稼頭央内野手が「前半戦の最も価値の低い選手」に。

2006/07/10 11:33 Written by コ○助

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2004年にメジャーリーグへ移籍してから、今年で3年目を迎えたロッキーズの松井稼頭央内野手。日本での打率.309、150本塁打、569打点、306盗塁(実働10年間)という輝かしい実績を踏まえ、日米の野球ファンから派手な活躍を期待されていたなりが、残念ながらこれまでは思うような結果を残すことができずにいるなりよね。不調にけがも重なった今年はメッツからロッキーズに放出され、現在はロッキーズ傘下の3Aコロラドスプリングスで調整を続けているなりよ。松井稼選手は公式ホームページに「今の僕の気持を一言。『やるでぇーーっ!!』」と綴るなど、メジャー昇格のチャンスを虎視眈々と狙っている状態なりね。

そんな松井稼選手は、今年4月にはFOXスポーツが選ぶ「年俸面で最も過大評価されている選手と過小評価されている選手(MLB's most overpaid and underpaid players)」の過大評価されている選手の一人として紹介され、「メジャーで失敗した最初の高額年俸日本人選手」「今季も昨季と同様に故障でチームから離れていることは、北米の野球に適応できていない証拠だ」と厳しい評価を受けていたなりが、さらに、今度は米スポーツ専門局ESPNが「前半戦の最も価値の低い選手(Least Valuable Player of the half-year 略してLVP)」に選出。米国の二大スポーツ局から強烈なダメ出しを受けることになってしまったなりよ。

数多いるメジャーリーガーの中で松井稼選手が選ばれてしまった理由としては、出塁率と長打率が、ナショナル・リーグの最低ランクであること、高年俸に見合った活躍をしていないことを挙げているなりね。また、「もし松井稼選手が9人いるチームが試合をしたら、1試合平均で2.25点しか上げられない」と、実に米国らしい言い回しの皮肉のオマケ付きなりよ。まあ2.25点取れるなら、投手が抑えれば勝てるのでは……と思うなりが、あまり意味がない話なので、深くは追及しないようにしておくなり。

調子を悪くして活躍できない選手はたくさんいるなりが、その中で松井稼選手がやり玉に挙がってしまうのは、やはり「高い年俸をもらっているのに」という点。年俸が805万8000ドル(約9億5000万円)と、メジャー平均の286万6544ドル(約3億3500万円)を大きく上回っていることを考えれば、ある程度の批判を受けるのは仕方のないことなりか。ちなみにヤンキースの松井秀喜外野手は1300万ドル(約15億2100万円)、マリナーズのイチロー外野手は1253万ドル(約14億6600万円)。これまでの実績から、この2人に関しては共に妥当な年俸との見方が強いようなりよ。

松井稼選手もこのまま低迷が続くようだと、契約の切れる今オフには解雇、もしくは大幅な年俸カットが待ち受けるのは確実。せめてメジャーに踏みとどまることができるような結果を出せると信じたいなりね。頑張って欲しいものなり。

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