米ブレンダー誌が選ぶ「音楽界で最も不快な離婚劇」。

2006/06/21 11:11 Written by コジマ

このエントリーをはてなブックマークに追加


わずか4年で破局したポール・マッカートニー夫妻の離婚が話題になったけど、国籍を問わずミュージシャンの結婚生活というのは長く続かないことが多いのだ。米音楽・芸能情報誌ブレンダーは最新号で、そんな音楽界で起こった最も不快な離婚劇を「Rock's Nastiest Divorces」と題して特集。たった55時間で“離婚”したブリトニー・スピアーズや、結婚・離婚を繰り返すエミネムなどが挙げられているのだ。

現在、元ダンサーのケヴィン・フェダーラインと結婚して長男も出産しているブリトニー・スピアーズ。今回取り上げられたのは、彼女が2004年に起こした“離婚”劇なのだ。04年1月、ブリトニーは幼なじみのジェイソン・アレキサンダーとラスベガスで婚姻届を出し、わずか55時間後に結婚を無効にする「アナルメント」という取り消し手続きを行ったのだ。ブリトニーのジョークとして紹介されたこの“離婚”劇、そのままだったら「最も不快」の筆頭に紹介されることもなかっただろうけど、同年7月の英タブロイド紙に掲載されたジェイソンの告白によって覆されることとなったのだ。ジェイソンはブリトニーとの激しい性生活とともに、結婚はブリトニーから迫ってきたと言及、ブリトニーの家族から強制的に「アナルメント」の書類にサインさせられたと述べているのだ。

続いて紹介されているのが、先日大親友のプルーフを銃によって失ったエミネム。高校時代からの恋人であるキンバリー(キム)と99年の結婚以来、離婚・再婚を繰り返しているのだけれど、その間にエミネムの薬物所持による逮捕、キムの自殺未遂、別の男性との間にできた子供を出産など、スラム出身のカップルらしくかなりヘビーな出来事が起こっているのだ。キムに対する積もり積もった感情を、セカンド・アルバム『ザ・マーシャル・マザーズLP』で16曲目に収録されている「キム」で爆発させ、彼女を無感情に殺害することを歌い上げている。日本でも先日、宇多田ヒカルが両親の6度にわたる離婚・再婚を公にしていたけど、子供にとっては「不快な」な出来事に違いないのだ。

このほか、マヴィン・ゲイとアンナ・ゴーディ、デヴィッド・ボウイとアンジェラ、ミック・ジャガーとジェリー・ホール、マイケル・ジャクソンとデビー・ロウ、マライア・キャリーとトミー・モトーラ、昨年の米ティーン・ピープル誌で「最も美しいカップル」に選ばれたジェシカ・シンプソンとニック・ラシェイ、リチャード・トンプソンとリンダ、フィル・スペクターとロニーが紹介されている。03年に自宅で女性を殺害した容疑で逮捕され、現在保釈中のフィル・スペクターは、制作作業中に意見が対立するとジョン・レノンを拳銃で脅すなど奇行癖があることで知られているけど、このロニーとの離婚の際にはトラック1台分の5セント硬貨で慰謝料を支払ったそうなのだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.