高校生の半数、「いただきます」「ごちそうさま」言わない。

2006/06/20 19:47 Written by コジマ

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ドラマ「ギャルサー」(日本テレビ系)で藤木直人が食事をする前に感謝の言葉を述べないことに怒っていたけど、「いただきます」「ごちそうさま」というのは料理を作った人だけでなく、原料を作った人や食事自体に感謝する意味も含まれているのだ。こうした食事前後のあいさつについて富山県が調べたところ、県内の高校生の半数が「いただきます」と「ごちそうさま」を言わないことが分かったのだ。

今回の調査は、今年3月、小学2、5年生、中学2年生、高校2年生の計1613人を対象に、食事の際のあいさつを「している」「あまりしていない」「していない」の3択で回答を求めたのだ。

その結果、「している」と答えた割合は、小学生ではいずれも70%を超えたのだけれど、中学2年生で59.6%、高校2年生で49.5%と、年齢を重ねるごとにあいさつをする率が減っていったことが分かった。富山新聞は、学年が上がるにつれて家族と食事しなくなることが原因だという関係者の見方を紹介しているのだ。

こうした事態をかんがみて、幼いころから食事前後のあいさつの習慣を身に付けることが「食育」の第一歩だという指摘も紹介している。これは、富山県だけでなく、全国でも同じような状況だと考えられるし、両親の共働きが多い都市部ではいっそう深刻な結果が出そうなのだ。

食事に感謝するというのは大切なこと。学校でもそうだけど、幼いころからの家庭での教育が非常に重要となるのではないかな。まあ、中高生だと、友達と一緒に食べているときにこうしたあいさつをするのは恥ずかしいかもしれないけれど……。

一人暮らしの大人もあいさつしている人が少なそうなのだ。また、食事だけでなく、「おはようございます」とか「こんにちは」とか「おやすみなさい」などのあいさつも、できていない人が多いんじゃないかなあ。あいさつは言われて気分が悪くなる人はいないだろうし、自分の印象も良くなるので、恥ずかしがらずにどんどんしたほうがよいのだ。

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