ブダペスト動物園のサル、その豪華な晩餐とは。

2006/05/24 14:55 Written by Maki K Wall@駐米特派員

このエントリーをはてなブックマークに追加


動物園や水族館などでは「エサの時間」を、アトラクションとしてお客さんに見せているところが多いですよね。エサを元気に食べる動物たちは、それを見ているだけでも可愛いですが、それ以上にさまざまな動物たちが普段一体何を食べているのか、ということも知ることが出来て結構勉強になります。先日娘たちを連れて行った「品川エプソン・アクア・スタジアム」では、エイがイカの切り身を食べていましたっけ。海中トンネル、素敵でした(笑)。

さてハンガリーの首都ブダペストにある動物園では、サルたちが大変贅沢な食事をしているというお話。なんでも同動物園では11頭のサルたちに赤ワインを与えているというのです。その消費量、年間に50リットル以上にもなるんだとか。

とはいえ本当のところは、このサルたちが毎晩赤ワインで酔っ払うまで効果に晩酌……というワケではなく、飼育係が毎日少しずつお茶などの飲み物に混ぜて飲ませているだけとのこと。赤ワインには動脈硬化や脳梗塞を防ぐといわれるポリフェノールが豊富なほか、血流を良くする効果があるといわれているそうで、その効果を狙って飼育関係者がサルに赤ワインを与えるようになったのです。

ハンガリー産のワインといえば、世界三大貴腐ワインといわれる「トカイ」、そしてエゲル地方で作られる「エグリ・ビカベール」(「牡牛の血」という意味)が日本でも有名。もしかしてブダペスト動物園のサルたちもそんな美味しいワインを飲んでいるのでしょうか。……と思ったら残念ながら彼らが飲んでいるのは安いテーブルワインだけだそうです。なるほどさすがにそんなに贅沢はさせられないか(笑)。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.