香取慎吾主演のドラマ「西遊記」が映画化、世界配給へ。

2006/05/21 15:41 Written by コ○助

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平均視聴率22.8%、最高視聴率29.2%を記録した香取慎吾主演のフジテレビ系月9ドラマ「西遊記」。今年1月からスタートした「冬ドラマ」の視聴率争いでは圧倒的な強さを見せ、独走のままフィニッシュしたのは記憶に新しいところなりが、放送終了直後から噂が出ていた続編の製作が、カンヌ国際映画祭の行われているフランスのカンヌで正式に発表されたなりよ。内容やキャストをめぐって賛否を巻き起こした「問題作」が再び新たな一歩を踏み出すことになったなりね。

カンヌで発表されたことからも分かるように、製作される続編は連続ドラマとしてではなく、映画として製作されるなりよ。先日も「大奥」の映画化の話題をお伝えしたなりが、「踊る大捜査線」や「海猿」などのヒットによって、フジテレビは「連続ドラマでヒット→映画化」、もしくは「映画がヒット→連続ドラマ化」といった、映画とドラマを相互補完させるような事業が大きく成長してきたことから、こうした動きを加速させているなりね。

「西遊記」は国内のみならず、中国・台湾・マレーシア・シンガポール・香港・韓国・フィリピンなどアジア諸国での放送及び放送予定が決まっているほか、イギリスなどのヨーロッパ、オーストラリアなどのオセアニアからも放送の打診が届くなど、ドラマ版に対する海外からの注目が高かったのも、ほかの作品とは少し趣を異にするところ。また、米国のメジャースタジオから「世界配給をしたい」との打診も届いているというなりよ。単なる映画版製作だけでなく、世界配給まで話が飛んでいくとは。

ちなみに、イギリスでは1978年に制作された堺正章版の「西遊記」が過去に放送され、ちょっとしたブームになったことがあるというなり。そのため、とりあえず香取慎吾版のドラマの放送を心待ちにしている人も少なくないようなりよ。そうした下地があることから、今回の「西遊記」も世界配給の波に乗ってイギリスで公開されるようなことになれば、大きな話題を呼ぶことは間違さそうなりね。

映画版のキャストは、主役の孫悟空に香取慎吾、沙悟浄に内村光良、猪八戒に伊藤淳史、三蔵法師に深津絵里と、ドラマ版のキャストがそのまま続投。脚本の坂元裕二氏や演出の澤田鎌作監督も、テレビ版と同じ顔触れなりね。ストーリーは「映画をにらんであえてドラマでは外した」(スポーツ報知より)という妖怪、金角・銀角大王との戦いを軸に展開するようで、「西遊記」の中では最も盛り上がるストーリーのひとつになりそうだというなり。

果たして日本国内でのヒット、そしてその先にある海外でヒットを記録することができるかどうか。今秋にクランクイン、来年5月のカンヌ国際映画祭出品、来夏の公開を目指すというスケジュールで製作される映画版の「西遊記」。皆さんもぜひ注目を。

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