「iPod」難聴にご用心、米の学者やミュージシャンが警告。

2006/01/27 13:28 Written by コ○助

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ヘッドホンやイヤホンを使って音楽を聴く際に、大音量にして聴くと難聴になる恐れがある……というのは昔からよく言われている話。古くは「ウォークマン」が登場した頃から、少なくともコ○助が子どもの頃にはすでに親にうるさく言われていたことなので目新しい話ではないなりが、最近、爆発的に「iPod」が爆発的に普及していることもあって、アメリカでは難聴に対する警鐘を鳴らす動きが出てきているようなりよ。

フジサンケイビジネスアイによると、「iPod難聴説」を唱えているのはアメリカの学者や有名ロックミュージシャン。最初に「iPod難聴説」を唱えたのはノースウエスタン大学コミュニケーション科学関係学部のディーン・ガーステキ学部長で、次のような点を指摘しているなりよ。

・「iPod」のヘッドホンは耳の中にすっぽり納まるカタチ(=イヤホン)のため、従来のヘッドホンよりも耳に与える負担が大きい。
・ユーザーが聴く音量は、だいたい「目覚まし時計のアラーム音から芝刈り機の爆音の間」とかなり大きい。
・「iPod」は従来のヘッドホンステレオよりバッテリーの寿命が長く、楽曲を大量に収録できるため、自ずと聴いている時間も長くなり、耳への負担が大きくなる。

アメリカの詳しいヘッドホン&イヤホン事情は分からないなりが、この学者のコメントを鵜呑みにすれば、アメリカではそれほどイヤホンはメジャーなものでは無く、「iPod」に付属するようになって使用者が急増している雰囲気にも取れるなり。まあ「iPod」が従来のヘッドホンステレオよりバッテリー寿命が長い、という懐疑的なコメントも出ているので、あまり真剣に受け止めるような説でもないのかもしれないなりが。

また、ザ・フーでギターを担当しているピート・タウンゼントも、自身のホームページで「iPodは音量を下げて聞かないと、自分のように重度の難聴になる危険性がある」と警鐘を鳴らしているのだとか。ザ・フーは激しい音を奏でるロックバンドとして有名なりが、ピート・タウンゼントはスタジオでの録音作業でヘッドホンを長年使い続けたことによって難聴になった経験を持つため、「iPod」にも気を付けなければならない、としているなりね。でも、自身が「iPod」を使用して難聴になった……というわけでは無いので、これを「iPod難聴説」とくくるのはやや無理がある気もするなりよねぇ(笑)。

まあ「iPod」は携帯オーディオプレーヤーの代名詞として使われているだけなので、それは良くも悪くも「iPod」が大ヒット商品であるがゆえ。ヘッドホンやイヤホンでの大音量が耳に悪いのは日本人なら誰もが分かっていることだとは思うなりが、一応、皆さんも気を付けてくださいませ。

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