昨年は本格的な家庭用プラネタリウム投影機「ホームスター」(セガトイズ)が発売され、長年日陰の存在に甘んじていたプラネタリウムが脚光を浴びた一年だったなりよね。「ホームスター」は日経流通新聞が選ぶ「2005年ヒット商品番付」でも前頭に番付されるなど、家庭用プラネタリウム投影機としては異例のヒットを記録。コ○助も「ホームスター」が発売されることを聞きつけた
昨年4月の段階で購入を即断し、今も時間を見つけては星空を眺めているなりよ。もともとプラネタリウムが好きだったこともあるなりが、星空を眺めていると非常にリラックスした気分になれるので、もう手放すことができないなりね。
この「ホームスター」を開発したのは、いまやすっかり有名人の大平貴之氏。個人での製作は不可能と思われていたレンズ投影式のアストロライナーを大学在学中に完成させたことで注目を集め、1998年には「メガスター」を開発。これがイギリスで開催されたInternational Planetarium Society(国際プラネタリウム協会)ロンドン大会で高い評価を受けたことをきっかけに、一躍世界中から注目される人物となったなりね。現在は「メガスター」の後継機「メガスターII」「メガスターII cosmos」も開発されているなり。
大平氏が手がけるプラネタリウムがいかに凄いものなのか。実際に目の当たりにしてみないと、なかなか感動には至らないかもしれないなりが、東京の青海にある「
日本科学未来館」に行けば、「メガスターII cosmos」が常設で公開されているなりよ。一般のプラネタリウムの星の数は数千から数万個と言われているなりが、「メガスターII cosmos」は500万個とダントツの数字。ギネスワールドレコードにも「The World's most advanced planetarium projector(世界で最も先進的なプラネタリウム投影機)」と認められる、まさに世界最高のプラネタリウムというわけなり。
そんな「メガスターII cosmos」の体験レポートがデジタルARENAに出ているなり。気になる人もいると思うので、少し見ておくことにするなりね。
「(日本科学未来館では)1日3回の上映だが、平日でも午前中には整理券がなくなってしまうことが多いという。特に週末は混むらしいので、ご覧になる場合は注意いただきたい」
「2005年12月17日には、日本科学未来館でMEGASTAR-II cosmosの新プログラム『暗やみの色』がスタートした。『見えないものを見てみたい』というキーワードをテーマに制作されたプログラムで、普段我々が見ている可視光線だけでなく、赤外線や電波、X線などで星空を“見て”みるとどのようになるのか、科学的なアプローチからMEGASTAR-II cosmosの星空を楽しむことができる」
あまり星空そのものに関する記述がないのが残念なレポートなりが、相当混雑しているということだけは分かったなりよ(笑)。「メガスターII cosmos」が見たいと思ったら、かなり気合いを入れて早い時間に「日本科学未来館」に向かうしか無さそうなりね。
なかなか大人になるとプラネタリウムを見る機会がないなりが、たまに星空に癒されるのもまたオツなもの。あまりプラネタリウムに縁がないと思っている人ほど、大平氏の世界を体験して欲しいものなり。機会があればぜひぜひ。