広島を戦力外の助っ人2選手、楽天とオリックスが争奪戦。

2005/11/20 14:44 Written by コ○助

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昨年は40本塁打を放つ活躍を見せたものの、今年はけがもあって18本塁打止まり。チームの若返りをテーマに掲げているブラウン新監督の構想から外れ、戦力外を通告されてしまった広島のグレッグ・ラロッカ内野手なりが、その能力を高く買う球団は多いなりよ。昨年オフにはジョージ・アリアス内野手を解雇した阪神が獲得に乗り出し、楽天が水面下で調査を進めていたとも報じられた(共に広島との契約条項の問題で断念)なりが、戦力外となり契約の縛りが無くなったことから、今オフは複数球団による争奪戦が予想されるなりね。

参考までに、広島在籍2年間のラロッカ選手の成績をまとめておくなり。

2004年 122試合、打率.328、40本塁打、101打点
2005年  80試合、打率.303、18本塁打、56打点

やはり2004年の打撃3部門の成績が光るなりね。今年も80試合の出場に止まったとはいえ、18本塁打を放っているのはスラッガーの証。けがが治って万全の状態ならば、狭い広島市民球場ではなくなることを差し引いても、再び30本以上の本塁打を放つ力はありそうなりよ。

そんな長打力に魅力を感じ、獲得に乗り出すと報じられているのが楽天とオリックス。楽天は昨年オフに調査していた経緯もあり、是が非でも獲得したい助っ人なりよ。楽天はまだスカウト部門がほかの球団に比べると成熟していないことから、予めある程度の結果を期待できる助っ人が市場の放出されているのを見逃す手はないなりよね。今季年俸も8,840万円と安いのも魅力的なり。オリックスは中村勝広監督が「日本の野球を経験して慣れた選手は計算を立てやすい。調査しますよ」と語っているほか、球団の編成関係者も「ええバッティングしているし、守りもそこそこ。興味は大アリ」(サンケイスポーツより)と獲得に前向きな姿勢を示しているなりね。この2球団を軸に、「ラロッカ争奪戦」が繰り広げられることになりそうなりか。

さらに、この2球団。ラロッカ選手のみならず、同じく広島を戦力外となったトム・デイビー投手の獲得にも乗り出す構えのようなりよ。デイビー投手は年俸1,575万円と格安ながら、すでに日本では3年の実績のある投手なりね。参考までに、広島在籍3年間の成績をまとめておくなり。

2003年 15試合、5勝2敗1セーブ、防御率2.37
2004年  9試合、3勝4敗0セーブ、防御率6.18
2005年 18試合、6勝6敗0セーブ、防御率2.98
※右肩の故障のため2004年途中に退団。オフに再びテスト入団。

右肩痛に悩まされていた2004年を度外視すれば、比較的安定した成績を残しているのは確かなりよね。何よりもこの年俸で、これだけ働いてくれれば御の字ではないかと。他球団が狙うのは当然なり。デイビー投手を巡っては楽天、オリックスに加えて阪神が調査をしているとの報道もあったなりが、果たしてどこの球団が射止めることができるのか、ラロッカ選手ともども注目しておきたいところなり。

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