セ・パ両リーグ、2005年度最優秀選手&ベストナインを発表。

2005/11/05 06:24 Written by コ○助

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セ・リーグが阪神、パ・リーグがロッテの優勝で幕を閉じた2005年のシーズン。ベテランの活躍はもちろん、新しい未来のスター候補生たちが次々と現れたシーズンだったなりが、今シーズン最も活躍した選手に贈られる「最優秀選手(MVP)」と、各ポジションのリーグ最高選手に贈られる「ベストナイン」が発表されたなり。両賞ともに、プロ野球記者会に所属する、全国の新聞、通信、放送各社の経験5年以上のプロ野球担当記者が記名投票して選出するもの。いわば1年間を通して客観的な視点で選手を見続けた「プロ」によって選ばれる賞と言えるなりね。

セ・リーグの最優秀選手に選ばれたのは阪神の金本知憲外野手。プロ入り14年目、37歳と大ベテランの金本選手なりが、最優秀選手に選ばれたのは今回が初めてとなるなりよ。受賞に際し「率直に嬉しい。光栄です。コンベンションに参加するといつも(MVPが)最後に表彰されていて。いつか獲れたらいいな、でも、ないなというのが正直な気持ちで。現実になって信じられない。僕でいいのかな」(サンケイスポーツより)と感想を語っているなりね。金本選手の今シーズンの成績は、自己最高の記録となる打率.327、125打点、40本塁打で、全部門でタイトル争いを演じたほど。優勝の原動力になったのは疑う余地もなく、次点の藤川球児投手(500点)に大きく差を付けて(394点差)の受賞となったなり。「藤川をMVPに」との声がファンの間でも根強かったのは確かなりが、まあ妥当な結果と言えそうなりか。ちなみに、2リーグ分立以降、阪神からは1962年の村山実投手、1985年のランディ・バース内野手、2003年の井川慶投手に次いで、2年ぶり4度目のMVP受賞となるなりね。

パ・リーグの最優秀選手に選ばれたのはソフトバンクの杉内俊哉投手。すでに最多勝(18勝4敗)、最優秀防御率(2.11)、沢村賞と今年の投手部門の栄誉あるタイトルを総なめにしているなりが、さらに選手にとって最高の栄誉とも言えるタイトルが加わったなりよ。次点には同じソフトバンクの松中信彦内野手が入ったなりが、いずれも優勝チームのロッテの選手では無いところがミソ。シーズンで最も活躍した選手と認められる選手は、やはりプレーオフ優勝チームではなく、シーズンを1位で通過したチームから出るのは自然なことなりよね。ちなみに、最優秀選手の投票結果の上位5人のうち、4人がソフトバンクの選手だったなり(杉内、松中、斉藤、ズレータ。ロッテからは渡辺俊が3位に)。

両リーグのベストナインは次のとおりなり。

[セ・リーグ ベストナイン]
投 手 黒田 博樹 広島 初
捕 手 矢野 輝弘 阪神 2度目
一塁手 新井 貴浩 広島 初
二塁手 荒木 雅博 中日 2度目
三塁手 今岡  誠 阪神 初
遊撃手 井端 弘和 中日 3度目
外野手 金本 知憲 阪神 5度目
外野手 青木 宣親 ヤクルト 初
外野手 赤星 憲広 阪神 2度目
※横浜、巨人からは選出者なし。

[パ・リーグ ベストナイン]
投 手 杉内 俊哉 ソフトバンク 初
捕 手 城島 健司 ソフトバンク 6度目
一塁手 フリオ・ズレータ ソフトバンク 初
二塁手 堀  幸一 ロッテ 初
三塁手 今江 敏晃 ロッテ 初
遊撃手 西岡  剛 ロッテ 初
外野手 和田 一浩 西武 3度目
外野手 宮地 克彦 ソフトバンク 初
外野手 マット・フランコ ロッテ 初
指名打者 松中 信彦 ソフトバンク 初(一塁手としては3度受賞)
※日本ハム、オリックス、楽天からは選出者なし。

全体を見渡すと、初受賞の選手が多いのが今年の特徴なりね。新戦力の台頭はプロ野球の楽しみを高めるためには必要不可欠。うまく新陳代謝が行われていると言えそうなり。今シーズン活躍した選手たちが来年も引き続き活躍するのはもちろん、また新たな選手がチカラを付け、プロ野球を盛り上げてくれると良いなりね。

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