JR東日本、中央線快速の車両を27年ぶりに刷新。

2005/10/06 16:42 Written by コ○助

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実家が中央線沿線の西荻窪にあるコ○助は、小学校1年生から大学を卒業するまで中央線を使って通学していたので、かれこれ四半世紀近く中央線を利用しているそこそこのヘビーユーザー。今でこそ六本木をメインに生活しているなりが、実家には毎月何回も帰っているので、どの路線よりも思い入れがあり、利用頻度が高いのはやはり中央線なりね。

コ○助の記憶の中にある最初の中央線は、まだ冷房の付いていないような、扇風機がグルグルと回っていた101系の車両なり。もちろん民営化前の国鉄時代。まだ中央線の快速が西荻窪、阿佐ヶ谷、高円寺の各駅に土曜日も停車していた頃の話なり(笑)。101系は1958年から1985年までの33年間に渡って中央線を走り続けていたので、コ○助が利用していたのはすでに晩年を迎えていたわけなりが、なにげに生まれも育ちも西荻窪のコ○助の親も101系の車両に乗って通学していたというなりから、実に息の長い活躍を続けた車両だったなりよ。フロント部分の「顔」が可愛らしく、子どもの頃はお気に入りの車両だったなりね。

そんな101系に代わり、103系を挟んで次の中央線の主力となったのが201系。デビューしたのは101系が中央線快速から引退する6年前の1979年だったなり。201系は現在も中央線快速の主力として走り続けているので、東京在住の人ならすぐにその姿が思い浮かぶと思うなりが、デビュー当時は「国鉄初の電機子チョッパ制御式省エネ電車」として話題を呼んだ最新の車両だったなりよ。コ○助も「省エネ」という言葉にワクワクしていた想い出があるなりね(笑)。101系も好きだったなりが、全車両冷房が行き届いた201系は通学のときには嬉しかったもので、暑い夏場などは101系の非冷房タイプの快速が入線するとやり過ごし、一本遅らせてわざわざ201系の快速を待つことも。まあ中央線にはそんな細かい想い出もたくさんあるなりよ。

さて、そろそろ本題に。201系が登場したときの「最新車両が来た!」という感動から、気が付けばもう27年もの月日が流れていたようで、いよいよ車両刷新の話題が出てきたなりね。101系が33年間働いたことを考えると201系ももう少し働けそうな気もするなりが、最近は車両故障による遅延も目立つようになっているので、タイミング的にはやや遅すぎた感もあるなりか。新たに中央線快速にデビューするのはE233系で、現在山手線などに使用されているE231系を改良したもの。これまでの201系には無かったさまざまな工夫が凝らされた車両になるなりよ。どのような車両なのか、簡単にその特徴をまとめておくなりね。

・ドア上部に運行情報やニュースを流すモニターを設置。
・全車両に空気清浄機を導入。
・車内放送を全自動化。
・女性専用車両はつり革や網棚の高さを5センチ低く設置。
・側面・屋根の強度を従来の倍以上に強化。
・主要機器に予備系統を設け、車両故障による遅れを半減。
・加減速性能の向上により、東京〜高尾間の所要時間を短縮。

空気清浄機にはビックリなりが、混雑率の高い中央線なのでこれは嬉しいところ。また、女性専用車両のつり革や網棚の位置を低くするといった工夫もよく考えられているなりね。技術的な部分では車両故障したとしても予備系統を活かすことで遅れを出さないシステムを採用しているのがポイント。とにかく最近の中央線は遅延が目立つなりが、少しでも遅延を減らそうという心意気は感じるなり。

27年間も慣れ親しんだ車両が姿を消してしまうのは寂しいなりが、E233系の導入によって利便性が向上するのは確実なので、中央線ユーザーの人は心待ちにして下さいませ。E233系のデビューは2006年12月の予定なり。

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