映画版「ダラス」の出演候補は大スターが目白押し。

2005/10/04 13:06 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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アメリカに引っ越してきたばかりの頃、TVドラマの宣伝でよく耳にしたのが「シーズン・フィナーレ」という言葉。特に夏休み前になるとシリーズ物のドラマがこぞって、この「シーズン最後の放映となる」エピソードを流すのですが、最初は何のことだかワケがわかりませんでした。

日本のドラマというと大体が3〜4ヶ月単位の放映で、十数話で完結ですね。でもアメリカでは人気の出るドラマはどんどんシリーズ化され、それこそ何年も制作されるのが常。人気番組になると7年越えなんて珍しくありません。

しかし、これら長期シリーズ。絶対夏休みを取ります(笑)。大体9月ごろに新番組がこぞって登場。それが4〜5月ごろまで生き残ると(視聴率の悪い番組は、速攻で打ち切りになる過酷な世界です……)、シーズン・オフ(6〜8月)に入り、再度9月ごろにまた新シーズンとしてまた始まるのです。夏休みの間には再放送や単発の短いバラエティ番組などが放映されます。

さてこのシーズンがどんどん増えていく超大作ドラマともなると、その内容はもう複雑。今回ご紹介する大河ドラマ「ダラス」も、11シリーズ放映という超大作で、なんと1991年終了時には全357話放映されたそうです。しかも内容は大河ドラマ。人間関係ドロドロの、愛憎入り乱れのすごいストーリーなのだそうです。

石油業で財を成したテキサス州のユーイング家の人間模様を描く作品で、主人公が長男のジョン・ロス。これがまたすごい女ったらしで自己顕示欲の強いお方で、ヒーロー的では全然ないらしい(笑)。んで彼が次々と問題を引き起こし、ドラマはぐっちゃぐちゃな方向に……。

いわゆるソープ・オペラの形式をTVゴールデンタイムに持ってきて大当たりしたらしいのですが、なんでもこのドラマが今度映画化されることになったそうなのです。うーん、どうやって357話を1本の映画に仕上げるというのでしょう。見物です。

なにはともあれ、この映画版「ダラス」。キャスティングびが今すごい事になっているそうで、大スターがこぞって出演に興味を持っているのだそうです。

まず主人公候補にはメル・ギブソン、ケヴィン・コスナー、トミー・リー・ジョーンズといった名が。その妻役にはキャサリン・ゼタ・ジョーンズ、デミ・ムーア(結婚おめでとう!)、ジェニファー・ロペスといった面々が。

さらにその他の役柄にも、オーウェン・ウィルソン、マシュー・マコノヒー、ドリュー・バリモア、リース・ウィザースプーン。ベテランどころではなんとジェーン・フォンダまで名を連ねております。さらに若手でもリンジー・ローハンやジェシカ・シンプソン、マンディ・ムーアなど、旬の女優さんがいっぱ。持ちきれません(笑)。

11年というロングラン、伝説の大河ドラマとあって、大スターが出演に興味をしめすのは頷けますが、果たしてヒットするか。単に大物が沢山出演する「お腹いっぱい」感のある作品だけにはなってほしくないですねぇ。

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