メッツの石井一久投手、「古田監督」ならヤクルト復帰も。

2005/09/24 18:57 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


今年3月、ドジャースのキャンプに参加していた石井一久投手はジェーソン・フィリップス捕手との交換トレードでメッツに移籍。先発左腕として期待されたものの、これまで3勝9敗、防御率5.04と苦しい成績のまま今シーズンを終えようとしているなりよ。メジャー挑戦4年目にして初めてのマイナー降格も味わうなど、日本時代の石井投手の面影をあまり感じることのできない惨憺たるシーズンとなってしまったなりね。

そのため、来季の去就については現在のところまだ白紙の状態。メッツにはドジャース時代に結んだ4年契約をそのまま引き継ぐカタチで移籍したため、今年がメッツ1年目にして4年契約の最終年にあたる年なりが、さらに向こう2年間に関しては球団が選択権を持つオプション契約も結んでいるため、メッツが石井投手との契約を延長する可能性も残されているなりね。まあ今季の成績と起用法を見る限りではオプションを行使して契約を延長するとは考えにくいため、契約解除の解約金を払うことで自由契約になる可能性が高いと言わざるを得ないのが、今の石井投手が置かれている状況なりよ。

そんなときに石井投手の耳に飛び込んできたのが、ヤクルトの次期監督に古田敦也捕手が就任するという話なり。まだ正式受諾はしていないものの、「古田監督」の誕生はほぼ確実視されているだけに、石井投手もかなりその動向を気にしている様子。そして「古田さんが監督をやるなら、ヤクルトを一つの選択肢にしたい」とヤクルトへの復帰の可能性についても言及しているなりね。古田捕手と石井投手は、ヤクルト時代にずっとバッテリーを組んでいただけでなく、石井投手渡米後も家族ぐるみの付き合いをしている親密な間柄。「古田さんがいたから、今の僕がいるんです」と公言するほど石井投手は古田捕手に対して恩義も感じていることから、「古田監督」が実現した暁には、本当に石井投手がヤクルトに戻ってくる可能性が出てきそうなりね。

メジャーに移籍したことで高額に跳ね上がった年俸をヤクルトが支払えるのかという課題はあるものの、かつてヤクルトのエースとして活躍した投手が再び神宮に戻ってくるのは、ヤクルトファンのみならず、野球ファン全体にとっても嬉しいことなりよね。メッツには、同じく来季の契約が危ういかつてのヤクルトの守護神・高津臣吾投手がいるなりが、こちらも古田捕手とは厚い信頼関係によって結ばれている間柄。ひょっとすると、石井投手に続いて「ヤクルトに戻る」との意思表示をするかもしれないなりよ。

「古田監督」の元にかつての同僚がメジャーから駆けつけ、当初はオフにもメジャーに移籍すると見られていた石井弘寿投手や岩村明憲内野手が残留したら……。来季のヤクルトは充実した戦力と、メジャー帰りの投手の活躍によって大いに盛り上がりそうな予感なり。まあまだ妄想の段階なりが、今年のオフは石井&高津両投手の動向からも目が離せないなりね。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.