ウォーレン・クロマティ監督、「ファック」連発で退団へ。

2005/08/22 07:09 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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映画「魁!! クロマティ高校 THE★MOVIE」のタイトルをめぐって一悶着起こし、かつての「優良助っ人」「愉快で陽気な外国人」のイメージがガラリと変わってしまった元巨人のウォーレン・クロマティ氏なりが、今度は本業の野球のほうでも問題が発生。クロマティ氏は、今年新設されたばかりの米独立リーグ「ゴールデンベースボールリーグ」で、日本人選手だけで構成された球団「サムライ・ベアーズ」の監督を務めているのは既報の通りなりが、素行不良などを理由に今季限りで解任される可能性が高まっているようなりよ。

クロマティ氏が「サムライ・ベアーズ」の選手に対して悪態を突くなど、素行があまりよろしくないという話は以前お伝えしたことがあったなりが、その内容を一部振り返っておくなりね。

「とにかく口癖は『ファック』で、選手がミスすると『ファック・ユー』を連発するんですよ。朝から晩までファックファック言ってますね」(元選手の証言)
「選手に『お前、俺の荷物を取ってきてくれよ』って自分の荷物を持たせ、自分では絶対に持たないんですよ」(ほかの元選手の証言)

今年6月頃まで「サムライ・ベアーズ」でプレーしていた選手の証言なので、その言葉の信憑性は高そうなりが、基本的にクロマティ氏はかなり口が悪く、横柄な態度が目に付く人物のようなりよ。独立リーグとはいえ、せっかくアメリカに夢を抱いて渡った選手たちが、クロマティ氏とそりが合わないことが原因で退団、帰国を余儀なくされていたのだとしたら、残念な話なりよね。

選手から全く信頼されていないクロマティ氏に率いられた「サムライ・ベアーズ」が今後どうなってしまうのか心配していたなりが、22日付けのスポーツ報知が「クロマティ監督解任か」と報じているなりよ。その要点を簡単にまとめておくなりね。

・18日の試合に敗れた直後、やじを飛ばすファンに向かって「ファック・ユー」を連発。
・監督らしからぬ行動に、リーグ首脳が残り全試合(9試合)の出場停止処分を通達。
・これまでクロマティ氏は退場6度、2度の出場停止処分を受けている。
・クロマティ氏の処分に対し、「チームに動揺はなく『僕らもそれ(クロマティ監督の処分)を望んでいたから』と胸をなで下ろす選手がほとんどだ」。

いくら口癖だからと言って、客に対して「ファック・ユー」を連発するなんて尋常な神経じゃないなりね(笑)。クロマティ氏への処分が下ったことで、「サムライ・ベアーズ」はコーチのキャッシュ・ビーチャム氏が監督代行を務めているなりが、チームに動揺が無いというのも何とも。いかにクロマティ氏がチーム内での求心力を失っていたのかがうかがえるエピソードなりね。クロマティ氏はこのまま解任される可能性が高いようなり。

「サムライ・ベアーズ」で監督としての能力が知れてしまっただけに、恐らく、今後ほかの独立リーグやマイナーリーグ、ましてや日本で監督を務める機会が巡ってくることは無さそう。「サムライ・ベアーズ」の監督に就任したときには、もう少しやってくれると期待していたなりが、残念な結果になってしまったなり。

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