KDDI、韓国のパンテックからau向け端末を調達へ。

2005/08/10 20:24 Written by コ○助

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3Gケータイの本格的な普及を促すべく、NTTドコモやボーダフォンも積極的に海外の端末メーカーから端末を調達する計画を打ち出しているなりが、auもこの流れに逆らうことなく、海外から端末を調達することになったなりよ。まず、第一弾として調達が決定したのは、韓国のパンテック&キューリテル。日本とは異なるケータイ文化の中で発展してきた端末が新たに投入されることで、ユーザーに新鮮な印象を与えるだけでなく、国内メーカーにとっても刺激になることは間違いなさそうなりね。

パンテックと聞いてすぐにピンと来る人はかなりのケータイ通。パンテックはもともとは1991年に設立されたページャーのメーカーで、2001年に韓国の携帯電話市場で3位のシェアを誇っていたキューリテル(現代グループ)を買収して本格的に携帯電話事業に進出、「パンテック&キューリテル」のブランド名で携帯電話事業を展開しているなりね。今年5月には韓国で4位のシェアだったSKテレテックを買収、パンテックグループ全体としてはLG電子を抜き去り、サムスン電子に次ぐ韓国第2位の端末メーカーに躍進しているなり。

SKテレテックの買収によって勢いづいているパンテックグループは、向こう3年以内に世界で5指に入る端末メーカーへの成長を目標としており、そのために海外への端末供給を加速化させている段階なりよ。パンテックの狙いと、KDDIの狙いがちょうど良いタイミングで合致したため、今回のau向けの端末供給が実現することになったなりね。具体的なスケジュールとしては、1機種をまず年内にも投入する計画で、価格はほかの国内メーカーの端末に比べると数千円程度安く設定される見込み。1万円を切る価格で店頭に並ぶ可能性が高いというなり。

参考までに、現在までに判明している主要3キャリアの、海外メーカーの参入状況(見込み含む)を確認しておくと。

NTTドコモ:モトローラ、ノキア、LG電子
au:パンテック&キューリテル
ボーダフォン:ソニー・エリクソン(海外製)、モトローラ、ノキア、サムスン電子

どのキャリアも継続して海外の端末メーカーと交渉を続けていく構えなので、海外メーカーの端末はこれからもどんどん増えていくことになりそう。来年スタートする番号ポータビリティを前に、端末のラインアップを拡充することで、既契約者の引き留めと新規契約者の呼び込みを図りたい3社の思惑がぶつかりあっているなりよ。国内メーカーと合わせると、各キャリアの端末供給メーカーは7〜10社程度になるため、ユーザーの選択肢はますます広がり、利便性が高まっていくなりね。

日本ではまだなじみのないパンテック&キューリテルの端末。どのような端末が投入されるのか、楽しみなりね。

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