「メリケンな日常」で日本語に出会う (その2)。

2005/08/02 09:47 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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アメリカでの生活中、ちょっと意外な場所で出会う日本語の数々を紹介するシリーズ第2弾でございます。前回のコラムでは、漫画、緑、火鉢、山葵……といった単語をご紹介しましたが、今回もウォール真木が「おや?」と思ったもの、思わず噴出してしまったもの、いろいろご紹介いたします。

・「EDAMAME」
大豆製品が健康食品としてポピュラーになり、TOFU や SOY MILK (豆乳)が普通のスーパーでも売られるようになって久しい今日この頃。そこの続けと最近では枝豆も珍しくなくなりました。日本食レストランに行くと、かならずといって良いほど「お通し」として登場しますしね。冷凍でさや入りのモノがほとんどですが、さやを全部取り除いた加熱済みで、いかにも合理的なアメリカ人が好きそうな状態で売っている時もあります。ちなみに、ウォール真木の元隣人は枝豆を「エィダメーム」と言っていました。これが米国式の正しい発音なんだろうか……。

・「AKITA」
むっくりとした鼻、ぶっとい足、ほわほわの尻尾。アメリカでAKITAといえば、必ずといっていいほど秋田犬を思い出すハズ。実際 Yahoo! で検索すると、まずヒットするのが犬関連サイトなぐらいです(笑)。なんとなくテディ・ベアを彷彿とさせるその風貌は、大型犬でありながら、大変おとなしい性格なので人気なのだそうです。

・「SATSUMA」
薩摩といえば、日本じゃサツマイモですが(笑)。アメリカだと、まずアンティークに詳しい人なら「薩摩焼」を連想するとか。でも食べ物関係でこの単語は何を意味するかといえば、アメリカでは温州ミカンです。サツマ・タンジェリン(又はサツマ・マンダリン)と呼ばれ、剥きやすさ食べやすさが人気。昔アメリカ大使館で勤めていた男性の奥さんが薩摩国(鹿児島)でみかんの苗を購入し持ち帰ったことから、この名前が付けられたのだそうです。

・「SHIATSU」
何故かエステなどで人気です。日本の様に体の不都合を改善し、調和させる……というコンセプトよりは、アメリカだとたんなるリラクゼーションといった感があります。なので、日本人が好む「痛」気持ちいいを経験したい場合は、なんだかとっても欲求不満(笑)。

じゃ、また次回。

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