「メリケンな日常」で日本語に出会う (その1)。

2005/07/18 12:23 Written by Maki K Wall@駐米特派員

このエントリーをはてなブックマークに追加


ご存知の通り、セントルイス在住のウォール真木。ここは中西部の、しかもそれといって大きくもない都市ですから、ニューヨークや西海岸の大都市に比べると、そう日本のレストランがそこら中にあるワケでもありません。それでもオリエンタル食品スーパーなどもあり、それなりに食材は手に入るのですが、それらを買い求めるのはアジア系の人々だったりで、まだまだ一般の米国人には「珍しい」モノとして見られている感があります。

しかしですね、アメリカ人が普段使っている食べ物、製品、はたまた言い回しの中には、時々「おやっ」と思うことが。そう、なんだか日本語らしき単語が出てくるのです。実際調べてみると本当に日本語だったりして、意外なところで自分のネイティブな言葉に出会えてちょっと嬉しくなったり。ってことで、今日から何回かのコラムに分けてウォール真木が出会った「メリケン語になった日本語」をご紹介したいと思います。

・「MANGA」
ご存知「漫画」。すでに日本のアニメはアメリカでも相当の認知度なのはご承知ですよね。書店でも英訳されたものが沢山手に入るようになりました。そういえば大学時代、日本語を勉強していた友人が「漫画人」なる雑誌を購読していたっけなぁ(遠い目)。「MANGA」関係の単語として「OTAKU」、「ANIME」も有名。

・「MIDORI」
サントリーが販売するミドリは、もちろん日本でもお馴染みの品かと。1978年にアメリカで発売されて、その後オーストラリアや欧州など海外30ヶ国で売られているマスク・メロン味のリキュールだそうです。もちろん甘い。

・「HIBACHI」
ええ「火鉢」です(笑)。ホーム・センターで見付けました。アルミや鉄製の、野外バーベキュー用の簡易グリルを総称してそう呼ぶらしいんですね。でもそれだったら名称は「七輪」の方が正解のような……。

・「WASABI」
以前米バドワイザーのCMで、"What's up?" という挨拶の代わりに言葉の似た「ワッサービ?」でパロったことから、何故か流行りました。ちなみに食材としても一般になっており、以前スーパーで「わさびマヨネーズ」が売られているのを発見。全然わさびの風味がしませんでしたけどね……。

まだまだ沢山ありますが、本日はこのぐらいで!

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.