木村カエラの初主演映画「カスタムメイド10.30」が完成。

2005/07/26 19:48 Written by コ○助

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今やテレビやCMに引っ張りだこの売れっ子となった木村カエラが、CM以外では初めて演技に挑戦し、しかも主演という大役を任された映画「カスタムメイド10.30」。奥田民生が昨年10月30日に行った広島でのライブ「ひとり股旅スペシャル@広島市民球場」のドキュメントと、木村カエラ演じる18歳の女子高生のフィクションを織り交ぜて描いた一風変わった作品なりが、晩秋の公開を前に、完成披露試写会が行われたなりよ。コ○助もお呼ばれして行ってきたので、簡単にレポートをするなりね。

本題に入る前に、「カスタムメイド10.30」のストーリーを公式ページから引用しておくと。
 両親の離婚がもとで、はなればなれに暮らしていた姉妹マナモ<木村カエラ>とみなも<西門えりか>。10年ぶりに一緒に暮らすことになったのだが、事あるごに大ゲンカ。姉マナモがバイトしているキャバクラ「新月」に妹みなもも働きはじめ、さらに2人の仲は険悪に。ある日マナモは、黒いダッジのサウンドシステムカーに乗る自称“天使”の2人組<加瀬亮&小倉一郎>に出会う。この2人は奥田民生の10.30ひとり股旅@広島市民球場LIVEにマナモを行かせたがっている。(それが“天使”としての使命なのだ。)同じ日にキャバクラのイベントでバンドの演奏をやることになったマナモは、突然昔父親が歌っていた“父のメロディー”を思い出し、唄いだすがライブは混乱する。そんなとき、みなもが父のギターを携え、マナモを助ける。家族がバラバラで一人ぼっちだったマナモがはじめてみなもとつながった! いろんな気持ちが混じって、外に飛び出すマナモ! 追っかけるみなも。 そこへ天使二人組が登場。2人をサウンドカーで広島市民球場へ連れてゆく。奥田民生のライブが続く中、いろんなこと考えながらライブを見ている2人。まなもは気づく。そうかーあたしってお父ちゃんに会いたかったんだーと思う。でも、そんだけ。そして、ライブは続く。奥田民生は自分のために歌ってくれているわけではないけれど、そのメロディがみんなをつなぎ、10.30今、この瞬間に時間も時代も国も全部超えて生きている実感をマナモは感じた。

試写が始まる前に、ANIKI(伊志嶺一)監督、木村カエラ、奥田民生、西門えりかの4人が壇上に登場。実際に撮影が行われた昨年を振り返りながら、作品の感想などを述べ合ったなり。

[出演者舞台挨拶]
(司会者)ANIKI監督、劇場公開作では初の単独作品ですが、このような特殊な映画を撮影するにあたってこだわった点は?
(ANIKI監督)「音楽っていいなぁ」というモノにしたい、という所だけ集中してやりました。今回、テーマは奥田民生の広島で行われた「ひとり股旅スペシャル」というものがあったので、これを真ん中において、まるで自分がそのコンサートを見ているようなものに広げたいな、という風に作りました。(出来は)満足です。

(司会者)奥田民生さん、映画を観ての感想はいかがでしたか?
(奥田民生)率直な感想としては、急にスクリーンに自分が出ると恥ずかしい。(ライブをしていただけで)映画撮影を僕がやったわけでは無いので、何とも言えない気持ちですよ。客として(映画を)観ていたら自分が出てた、みたいな。

(司会者)木村カエラさん、初主演、初演技は楽しかったですか?
(木村カエラ)楽しかったですね。どうして良いか分からなかったですけど、楽しかったです。
(司会者)何が一番大変でした?
(木村カエラ)全部でしたね。でも、なんだろう。全部大変ですね(笑)。

(司会者)西門えりかさん、撮影現場の雰囲気はどうでしたか?
(西門えりか)楽しかったですよ。有り得ない役をやらしてもらったなぁ、と思って楽しかったです。

(司会者)木村カエラさんはミュージシャンとしての活動でも活躍してますが、奥田民生さんと共演することに対する意気込み、というか感想はありますか?
(木村カエラ)なんですかね。特に感想というか、最初話を聞いたとき、え、私がそんな民生さんの大切なものに出て良いのでしょうか、という気持ちではありましたね。でも良かったです。

(司会者)奥田民生さんは木村カエラさんとの共演に対する感想はありますか?
(奥田民生)事務所が同じものですから、以前から目を付けていましたけども。同じ事務所に色々なアーティストがいるんですが、全然別な活動なので、周りはオッサン臭いわけですよ。なので、新鮮な感じがしました。

(司会者)コンサートのシーンは、木村カエラさん&西門えりかの初撮影シーンでした。
(西門えりか)ライブ見ながら演技して凄かった。ライブ感、あれは良かったわ。ほんと。失敗は許されないとか言われて、でも失敗しちゃった。
(木村カエラ)ライブの時に演技してましたね。みんなお客さんは民生さんを見ていたので、私たちのことは気が付いていませんでしたよね。民生さんに釘付けみたいになっていたのでさすがだな、と。私たちも演技しながら民生さんが気になって、歌ってる姿に鳥肌が立って、演技がしたいのか、歌を見たいのかわからなくなって。

(司会者)最後に見どころを一言ずつお願いします。
(西門えりか)自分的に「すっげー有り得ない役をやらせてもらったな」と思っているので、皆さんも楽しんで観て貰いたいと思います。
(木村カエラ)音楽が素晴らしいな、というのが伝わると思うんですけど、すごい私とえりかは色々なことに挑戦して、色々なことをやってます。そこが一番面白いかな、と。
(奥田民生)歌はね、どうでも良いんですよ。基本的にはドラマがありますので。でも、僕広島出身なんですが、広島の日常の風景が写っているので、僕的にはすごく懐かしい感じだったり。広島を知らない人がですね、ちょっと良い感じになってくれればな、と。そういう感じはしますね。なので、広島にお嫁に行こうかな、カープに移籍しようかな、という選手が現われることに期待してしまう。
(ANIKI監督)カエラさんとえりかさんの可愛らしい姉妹っぷりというのがありまして、(加えて)奥田民生の男の色気、フェロモンをフィルムにしっかり焼き付いてますので。あと、父のフェロモンも出てるので、それをしっかり確認しておいてください。

この舞台挨拶のあとに試写がスタート。内容に関しては、公開までまだ時間があるのであまり触れないでおくなりが、やはり初演技というだけあって、基本的には木村カエラの演技の堅さが目立つ作品だったなりよ。もちろん可愛いなりよ。可愛いなりが、セリフの間の取り方や感情の込め方がやや物足りない印象を受けたなりね。ストーリー的には、言いたいこともゴニョゴニョ(笑)。まあ奥田民生と木村カエラのファンなら、観ておいて良いのかもしれないなり。

一般公開は「晩秋」から。東京・渋谷の「渋谷シネクイント」を始め、全国で公開されるようなので、奥田民生と木村カエラのファンは引き続きチェックして下さいませ。

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