ボーダフォンのイチオシ、「着ぐるみケータイ」開発の狙い。

2005/07/13 05:50 Written by コ○助

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全機種「おサイフケータイ」に対応した「901iS」シリーズが好調のNTTドコモ、テレビチューナー搭載端末などバラエティ豊かな端末を揃えたau。それに対し、今夏のボーダフォンは、3G端末「902T」(東芝製、6月発売)と、PDC端末「V501T」(東芝製、7月発売)、「V501SH」(シャープ製、6月発売)の3機種の投入に止まるなど、非常に寂しいラインアップとなっているなり。これは、かねてから「秋冬モデルに力を入れる」という方針を打ち出しているためなりが、それにしてもほかのキャリアと比べると見劣りしてしまうなりよね。

そんな今夏のボーダフォンなりが、3機種の中で、イチオシの端末として派手に宣伝をしているのが「着ぐるみケータイ」こと「V501T」。12種類(グミ、ブル、タイヤ、波、チーズ、吸盤、マーメイド、恐竜の卵、芝、タイル、ソーダ、ポリゴン)用意されたシリコン素材の「着ぐるみカバー」を装着することで、大胆なデザインの端末に表情を変えるという、新コンセプトを採用した端末なりが、この端末の開発に至った経緯やその狙いについて、東芝の担当者がインプレスのインタビューに答えているなりよ。

「すでに着せ替えパネルとしてたくさんのものが発売されている状況です。せっかくやるのであれば何か新しいことしたいということで、着ぐるみカバーに採用したシリコン素材にたどり着きました」
「今回着ぐるみの脱着もかぶせるだけですぐに使えるような作りにしていますので、その時々の気分に合わせて変えていろいろ遊んで欲しいですね」
「どちらかというと、おもちゃとか雑貨に近い感覚で、そういうものを求めている若いユーザー層を狙っています。人によっては安っぽいと言われるかもしれませんが、逆にそれだけ遊んで使えるようなところを意識しました」

12種類用意されている「着ぐるみカバー」は、角と足が生えた「ブル」の印象が強すぎて、ほかにどのようなカバーがあるのか、一般の人にあまり訴求できていないような気がするなりが、中には表面がモコモコッとした感じの「恐竜の卵」や、爽やかなブルーの色合いが印象的な「波」といった面白そうなカバーもあるなりよ。逆に、どんな人が手にしたいと感じるのか若干イメージができない「タイヤ」や「芝」といったカバーもあるなりが……。

コ○助の周囲では、残念ながら「着ぐるみケータイ」の評判はあまり良いとは言えないなり。これは単に周囲に20代後半の人が多く、この感覚に付いていけないからなのか、それとも本当にイケテナイからなのかは分からないなりが、万人に受けるタイプの端末ではないことだけは確かなりね。

発売から1か月もすれば、「着ぐるみカバー」を付けた「V501T」を持つ人の姿を、街のあちこちで見かけることになるなりかね。しばらくは、注意深くボーダフォンユーザーの様子を見ておくとするなり。

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