「ランナウェイ・ブライド」起訴事実を認めて謝罪。

2005/06/03 12:25 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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以前narinari.comの記事でもご紹介した、「逃亡花嫁」こと、ジョージア州アトランタのジェニファー・ウィルバンクスさん。数日後に婚約者との結婚を控えていた彼女は、招待客600人という大規模な式に怖気づいてしまい、なんと誘拐事件を偽って失踪してしまいました。

3日後、他州で発見されたウィルバンクスさんは、最初警察に「誘拐され、暴行された」と訴えましたが、すぐにそれが狂言であったことを告白。その虚偽の証言が原因で起訴されます。これが有罪になると最高6年間の実刑になることになっていました。

そして本日、彼女の初公判が行われたのですが、そこでウィルバンクスさんは起訴事実を全面的に認めて有罪となりました。その場で彼女は涙を流して謝罪し、反省の色を見せていたそうです。

判決内容は2年間の保護観察処分、120時間の社会奉仕義務、すでに彼女が自主的に通いだした「メンタル医療機関」での治療の続行、それから警察に対する$2,550(日本円で約27万円)の罰金、とのこと。アメリカの裁判ではその住んでいる地域でのボランティア活動が量刑上考慮されることが多く、「社会に迷惑かけたら、自ら奉仕して還元せよ」という考えが根付いています。

ちなみにウィルバンクスさんは今回の捜索にかかった費用の一部を負担する事にも同意。$13,250(約140万円)を自治体に支払うことにしたそうです。とんだ出費ですね。

それにしても、彼女の行動で一番とばっちりを受けたのが婚約者の男性ですよね。しかし結婚式から逃げ出されてしまっても、彼女への愛は変わる事がないそうで。今後も彼女をサポートし続け、近い将来「やりなおし」の結婚式をするつもりだとか。

うーん、愛の力は偉大ですねぇ。

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