シリアルの箱から出てきた「お騒がせモノ」。

2005/05/08 09:37 Written by Maki K Wall@駐米特派員

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食料品の異物混入事件といえば、記憶に新しいのがNarinari.comでも何度か紹介した米ウェンディーズの事件ですかね。カルフォルニアの同チェーン店で人気メニュー「チリ」を注文した女性が、なんと中から人の指を発見。全米のみならず世界中で大騒ぎになり、傷害事件の疑いもあるとして警察も捜査に乗り出しました。ところが、約1ヵ月後に真相が発覚。なんと被害者の自作自演だったとして、その女性が逮捕されたのです。動機はどうやら大企業から損害賠償としてお金を搾り取るためだったらしいのですが、いやはやお騒がせな事件でした。それにしてもあの「指」は一体どこから入手したんだろう……?

何はともあれ、結局こちらは狂言ということで解決しましたが、今回またイギリスで新たな「異物混入」事件があったのです。

イギリス中部のテルフォードという町で、5歳になるジョーダン・ウィレット君が朝ごはんにシリアルの箱を開けたところ、中になにやら入っているのを発見。子供向けシリアルにはよく「おまけ」としてシールやおもちゃが入っているので、ジョーダン君も最初は喜んで何だろうと箱の中を覗き込んだそうです。

ところがその「おもちゃ」が箱から顔を出し、彼を見つめ返したからちょっとビックリ。なんとコーン・スネークと呼ばれるヘビが生きたまま包装されていたのです。にょろり。

「テレビでは観たことあったけど、本物のヘビは始めてだよー」

とジョーダン君はなんとなく嬉しそうですが、ヘビが苦手な人がこの箱を明けていたらと思うと、ちょっと洒落では済まされませんねぇ。

事件を受けてこのシリアルを販売したスーパーマーケットでは原因究明の調査を開始すると発表しました。本当に誰かが故意に入れたのではなかったとしたら、衛生管理のずさんさが浮き彫りになってしまいますな。

それにしても、ヘビ。よく生きてたなぁ……。いっそのことジョーダン君のペットにでもされたら、ちょっとほのぼのしたエンディング(?)じゃないかと。

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