（この記事には、ご気分を害する可能性のある内容が含まれています。お食事中の方などはご注意下さいませ）

先日のNarinari.comでもお伝えした、米ファストフードの｢ウェンディーズ｣の食べ物の中に、人の指が混入していたというお話。この事件が起きたのはカルフォルニア州はサンホゼ。アナ･アヤラさんという女性が同チェーン店にて名物メニュー｢チリ｣を注文しました。食べ始めて、何やら普通とは違う食感におかしいと思って吐き出してみたところ、それはなんと切り落とされたとみられる人間の指だったとか……。ショックで嘔吐してしまったというアナさんですが、そりゃ誰でも驚きます。そんなことが身に降りかかったら（汗）。

このニュースはアメリカ中のみならず、世界でも広く報道され、ウェンディーズの企業イメージはもちろんガタ落ち。サンホゼ近郊はもちろん、全国で売り上げが減少してしまいました。ただでさえ最近全体的に業績の悪いファストフード市場。ウェンディーズはかなりの悪戦を強いられてしまったのです。

しかしウェンディーズ側の発表によると、その後の企業組織内による調査では、異物混入に繋がる過失は認められなかったとかで。とはいえ、それでは自社ブランドに対する人々の疑心は消えません。ということで、今でも躍起になって原因究明に努力しているそうです。

その一環として、一般からの情報提供を求める活動も始めました。そして事件解決につながる有力証言には、高額の懸賞金を出すと発表。さらに最近その懸賞金を倍にし、金額を100,000ドル（約1,080万円）としました。

ウェンディーズ側はどうやら今回の事件はアナさんによる狂言だと睨んでおり、それを証拠付ける証言が欲しいらしいのです。一度は同会社相手に損害賠償の起訴を起こした彼女ですが、最近になって突然それを取り下げたり、さらに警察による捜査でも、アナさんのアパートが家宅捜査されたり……、とこのところウェンディーズ側に有利な運びになっています。ここでタイミング良く狂言を裏付ける証人が登場すれば、ウェンディーズにとってまたとないチャンス。そのための100,000ドルなら安いといったところかもしれませんね。

何はともあれ、事件の真相が明らかになるのはいつなんでしょうか。それまでは、ウォール真木も安心してウェンディーズで食事が出来ないので、即急に解決願います〜。