一に健康、二に健康。街を歩けば「健康」というキーワードを目にしないことがないほど世の中にこの二文字が溢れているなりが、それまで「健康」とは縁遠いイメージのあったコンビニに、「健康」という名の新風を吹き込んだのがローソン。2001年から「毎日食べてどんどん健康を実現する」をコンセプトに、健康志向を前面に押し出した「ナチュラルローソン」を東京中心に展開しているなりね。

「ナチュラルローソン」は健康はもちろん、環境や人に対する配慮を徹底した店舗を目指す新スタイルのコンビニで、そのこだわりはバリアフリー設計、各商品のカロリー表示、「エコマーク商品」や環境へ配慮した商品の充実、無添加食品の販売などなど。部分的にはほかのコンビニでも採用されているものはあるなりが、店舗全体、ブランド全体がこうしたコンセプトの下に展開されているコンビニは、現在はまだ「ナチュラルローソン」しか無いなりよ。

コ○助も近所に「ナチュラルローソン」があるのでよく利用するなりが、各店舗で焼きたてのパンを販売したり、イートインコーナーがあったり、生鮮食料品が売っていたりと、従来のローソンとは違う品揃えで、見ているだけでも楽しい店舗になっているなり。最近は店舗でパンを焼くスタイルのコンビニは増えてきているなりが、「ナチュラルローソン」のベーカリーコーナーは20種類以上のパンを自前で揃えるなど、なかなか本格的なもの。24時間営業のパン屋がそこにあるような感じなりね。まあ現実的には夜中にはパンが売り切れていたりするなど、まだまだそこまでの使い勝手では無いなりが、今後の可能性に期待できそうな感じはするなりよ。

そんな「ナチュラルローソン」は現在東京に24店舗と兵庫県に1店舗を展開しているなりが、2008年2月までの3年間で店舗数を300〜500まで増やす計画が発表されたなり。これまで従来型のローソンを「ナチュラルローソン」に転換して運営する実験をしてきた結果、転換前に比べると売上が1〜2割程度伸びることが判明したことから、一気に強気の攻勢に出ることになったなりね。

激しい競争が続くコンビニ業界はもはや飽和状態。それだけに「ナチュラルローソン」のように、「この店でなければならない」というウリがあるのは大きな強味なり。現在は東京が中心の展開なりが、徐々に全国に展開していくことになるので、皆さんの街のローソンもある日突然、青い看板から赤い看板に掛け変わる日がくるかもしれないなりね。今後の展開が楽しみなり。