ずいぶん長いこと「牛角」に行っていなかったコ○助なりが、つい先週、「牛角」で焼肉を食べる機会があったなりね。久しぶりだったのでメニューが以前に比べるとかなり充実していることに驚いたなりが、その中で「お、なかなか美味そう」と思ったのが牛タンを使ったメニューだったなり。「牛角」の「牛タン塩」はペラペラなのを知っていたのであまり注文したことが無かったなりが、「牛タン塩」に並んでメニューに加わっていた「激辛タン焼き」はちょっと気になったので注文してみたなりね。
「激辛タン焼き」はゆでたタンに味付けをして、それを炭火で焼いて焦げ目を付けて食べるメニュー。通常の「牛タン塩」よりもかなり厚めにカットされており、一度ゆでてあるのですごく柔らかいなりよ。ゆでタンをウリにしている、例えば東京・四ッ谷の有名店「
忍」などと比較してしまうのは酷な話なりが、「牛角」でのリーズナブルな値段ということを考えれば、十分楽しめるメニューだったなりね。炭火で焦がした感じと、ゆでタンの柔らかさが「牛タン塩」とはまた違った味わいで、悪くなかったなり。
そんな久々の「牛角」の夜を堪能したばかりだったわけなりが、19日付けの日経新聞に「
牛角、『牛タン』の販売中止・価格高騰でまず首都圏」という記事が出ていたなり。一瞬「ぐわっ、いきなり『激辛タン焼き』も食べられなくなるのか!」と思ったなりが、記事を読み進めていくと「1都3県(約450店)の牛角では22日をもって牛タン塩の提供を中止する」とあったなりね。販売中止となるのは「牛タン塩」だけのようなので、とりあえず「激辛タン焼き」は今後も継続して販売されるようなりよ。近々また食べに行こうと思っていたので、ちょっと安心。
ただ、記事には「BSE(牛海綿状脳症)の発生に伴い輸入が禁止された米国産牛のタンを代替してきた豪州産の供給不足で、仕入れ原価が高騰。メニュー価格への転嫁は難しいと判断した」と販売中止の理由が説明されているので、米国産牛の輸入禁止措置が解除されない限り、そう遠くない将来、「牛角」のメニューから牛タンを使ったメニュー全てが消えることは十分に考えられそう。「激辛タン焼き」も風前の灯火といった感じなり。
「牛タン塩」の販売中止はもう目前に迫っているだけに、その後に「牛角」を訪れた際には、ちょうど良い機会なので「激辛タン焼き」も試してみて下さいなり。「牛タン塩」よりも食べ応えがあるので、「牛タン塩」がメニューから消えていてもそれほど不満は覚えないと思うなりよ。うぅ、書きながらまた食べたくなってきたなり……。「激辛タン焼き」と「中落ちカルビ(塩)」でご飯をかき込みたいなりねぇ。