文化庁が選ぶ「お雑煮100選」、我が家との違いは?

2005/02/13 21:10 Written by コ○助

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話題にするのが遅くなってしまったなりが、昨年12月から今年1月にかけて、文化庁が公募していた「お雑煮100選」の選考が終了し、2月9日に結果が発表されているなりよ。「お雑煮100選」は、土地ごとに違いがあることがよく知られているお雑煮が、どの程度違いがあるものなのか、どのようなバリエーションがあるものなのかを国がまとめるという面白い試み。残念なことに「100選」と銘打っているのに、応募総数は280と寂しい数字となってしまったなりが、それでもさまざまなお雑煮がラインアップされていて興味深いものがあるので、少し見ておくことにするなりね。

まず、統計的なデータを覗いてみると。お雑煮に入れる餅の形状は、「角餅」が49.3%、「丸餅」が46.4%。餅は「焼いてから入れる」が50%、「焼かずに茹でる」が45%。味は「しょうゆ」が74.6%、「白みそ」が11.8%、「合わせみそなど」が8.6%、「あずき」が1.4%、「その他」が3.6%などなど。サンプル数が280しか無いので統計的に偏りがあるかもしれないなりが、とりあえず文化庁の公募ではこのような数字となっているなりね。

コ○助の家のお雑煮は「角餅」「焼かずに茹でる」「しょうゆ」。東京では餅を焼いてから入れる家が多いようなりが、それ以外は実にオーソドックスなお雑煮なりね。コ○助は餅がドロッドロに溶けたくらいのお雑煮が好きなりよ。具材として入れる鴨肉や大根、にんじんなどを餅に絡めて食べるのがグッド。餅を餅のまま食べるのではなく、具と一緒に食べるのが好きというわけなり。

今回の公募の趣旨だった「お雑煮100選」は、ザッと見てみると石狩鍋のような「鮭粕雑煮」(北海道)、焼いた黒がれいを入れる「越中雑煮」(富山県)、黒ゴマのタレをかける「ゴマだれ雑煮」(岩手県)、焼いたブリを入れる「博多雑煮」(福岡県)、焼いた鮎を入れる「焼き鮎のお雑煮」(愛媛県)、納豆や山菜を入れる「納豆・山菜雑煮」(神奈川県)、雑煮の餅を砂糖+きな粉につけて食べる「黄な粉雑煮」(奈良県)などなど。

その土地に根付いたお雑煮だけじゃない感じがするのが気になるなりが、全体的にはブリを入れるところが多いようなりね。なぜブリなのか、というのは「出世魚だから」という理由以外に、「博多弁で『ブリブリ』は『ものすごく』『とても』の意味なので、『ブリブリ儲かる』に引っかけている」という理由も。また、あんこの入った餅(大福)を入れるお雑煮も結構あちこちで見られるようなりよ。甘いお雑煮。コ○助は食べたことが無いなりが、美味しいなりかね……。

もうお雑煮のシーズンじゃないので若干季節はずれな話題ではあるなりが、文化庁選定の「お雑煮100選」、皆さんはどんな感想を持ったなりか?

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