1月末の契約者数、ボーダフォンが58,700人の純減に。

2005/02/07 17:27 Written by コ○助

このエントリーをはてなブックマークに追加


電気通信事業者協会(TCA)が毎月発表している「携帯電話・PHS加入者数なりが、7日に発表された1月末時点での契約者数を見ると、ボーダフォンが58,700人という、大幅な純減を記録しているなりよ。ほかのキャリアはNTTドコモが184,400人の純増、auが163,700人の純増。NTTドコモとauが全国どのエリアも純増なのに対し、ボーダフォンはどのエリアでも純減という、異例の事態となっているなりね。

ボーダフォンはこの冬、3Gの端末を前面に押し出すプロモーションを展開しているなりが、どうやらこれがあまり既存ユーザーには訴求できていないようで、3Gの契約者数は160,900人の純増となったのに対し、従来のPDCの契約者数は219,600人の純減となったなりよ。この数字だけではユーザーの動きを判断することはできないなりが、単純に「ボーダフォンの3Gには興味がないから、PDCを解約してほかのキャリアに乗り換える」というユーザーがほかのキャリアに比べて多そうだという臭いはしてくるなりよね。

ちなみに、ここ数か月は苦戦が報じられることが多いボーダフォンなりが、契約者数がどのように推移しているのかを簡単にまとめてみると。

2005年01月 -219,600(PDC)/ +160,900(3G) = -58,700
2004年12月 -68,600(PDC)/ +69,500(3G) = +900
2004年11月 -12,600(PDC)/ +22,500(3G) = +9,900
2004年10月 +13,200(PDC)/+13,300(3G) = +26,500
2004年09月 +26,200(PDC)/+23,500(3G) = +49,700

この数字を見るだけでも、1月末時点での契約者数の激減ぶりは、もはや異常ともいえるなり。一部ではプリペイド携帯の出荷形態の変更に伴って、大幅に数字が動いたと見る向きもあるようなりが、それに関してはボーダフォン側から正式な発表が無いので、なんとも言えないところ。サービスの移行期はユーザーの動きが激しくなるのが通例とはいえ、ボーダフォン離れが進んでいることを顕著に現していると言えそうなり。

大幅な純減の責任を取って、とは表向き発表されていないなりが、昨年12月に代表執行役社長兼CEOに就任したばかりの津田志郎氏が退任し、ボーダフォンUKの社長を務めるウィリアム・モロー氏が新社長に就任する人事も発表されたなりよ。津田氏は会長職に就くことになっているようなりが、NTTドコモの元副社長という肩書きを持つ津田氏を三顧の礼を持って迎え入れてからわずか半年。社長に就任してから2か月少々で退任という人事は、引責でないとすればあまりに不可解なりよね。

ますます混迷の度合いを深めていくボーダフォン。3強の一角から脱落しかけているなりが、このままズルズルと行ってしまうなりかねぇ……。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.