中村紀洋内野手のドジャース入団が決定。

2005/02/04 10:48 Written by コ○助

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1月25日にポスティングシステムの利用を申請、ドジャースが入札したとすでに各紙で報じられていたなりが、2月2日にドジャースから中村選手の入団が発表されたなり。一時は「条件次第では日本残留も」と報じられた時期もあったなりが、無事にアメリカでプレーするという夢を掴むことができたなりね。これで今季から海を渡る選手はアスレチックスの藪恵壹投手、ホワイトソックスの井口資仁内野手、レッドソックスのデニー友利投手に次いで4人目。

ただ、中村選手はドジャースに入団したからといってバラ色のメジャー生活が待っているわけではなく、むしろいばらの道がスタートするとも言えるなり。日本では近鉄のみならず、パ・リーグの「顔」として、日本を代表するスラッガーとして長年活躍してきたものの、ドジャースとの契約はマイナー契約なりよ。

もちろん、今春のキャンプで結果を残せば開幕メジャー枠に入り、メジャー契約を結ぶことができるなりが、それが無理だった場合には3Aラスベガスでプレーすることになるなりね。公式球や球場の芝の違いなど、日本人野手がメジャーに適応するには幾多の困難を乗り越えなければならないのに、中村選手に与えられている時間とチャンスは、そう多くは無いなりよ。

中村選手が今春のキャンプで直接ポジション争いをすることになるのは、今オフにホワイトソックスからFAとなり、ドジャースに加入したホセ・バレンティン内野手。ドジャースは昨季ナ・リーグの本塁打王に輝いたエイドリアン・ベルトレ内野手(サード)をFAで失ったため、その後釜としてバレンティン選手を獲得したなりが、バレンティン選手は昨季の成績が打率.216と低調ながら、30本塁打を放ったスラッガーなりよ。また、2000年から2004年まで、5年連続25本塁打以上という、かなりの大砲なりね。日本であれだけの実績を残したヤンキースの松井秀喜外野手が、メジャー1年目に16本塁打しか打てなかったことを考えても、中村選手がベルトレ選手に勝つのは容易なことでは無さそうなり。

また、開幕メジャー枠は守備に定評ある若手のアントニオ・ペレス内野手やベテランのオルメド・サエンス内野手らも虎視眈々と狙っており、中村選手はこの熾烈な競争に勝ち残らない限り、メジャーでプレーすることができないなりね。これまで海を渡ったどの野手よりも、厳しい環境に置かれることになると言えるなり。

昨季の年俸が5億円だったのに対し、ドジャースとの契約では年俸50万ドル(約5,200万円)程度なのだとか。この金額だけを見ても、どうしてもメジャーでプレーしたいという気持ちが伝わってくるのは確かなので、なんとか今春のキャンプで結果を残せるよう頑張って欲しいものなり。日本で見せてくれたような豪快な本塁打を、早くメジャーの舞台で見てみたいなりね。

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