話した言葉をメールに変換、携帯向け音声認識技術を開発。

2005/01/26 17:18 Written by コ○助

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最近の若い人が携帯メールをすごい速さで打つのを見ると、コ○助が高校生の頃に流行し、異常な速さで「15618513(おはよう)」などと打っていたポケベルの早打ちを思い出すなり。端末のテンキーと公衆電話のテンキー、打っているものは違えど、やっていることはそう大差無いなりよね。

でも、コ○助もポケベルは相当な速さで打っていたというのに、どうも携帯メールの早打ちができないなりよ。いや、別に一文字、一文字を確認しながらのんびりと打っているわけでは無いなりよ。スムーズに打つことくらいはできるなりが、若い人から出される、親の敵のような気迫で携帯メールを打つことができないなりね。そうなりたいと願っているわけでは無いなりが、若い人は脳が活発に動いていて良いなぁ、と思う今日この頃なり(笑)。

コ○助の話はともかくとして。そんな携帯メールを自在に扱っている若い人にはあまりありがたみを感じない話かもしれないなりが、携帯電話の新たな需要を喚起できる可能性を持った新しい技術をNECが開発したなりよ。それは携帯電話向けの音声認識技術。つまり、キーを打たずに文字が入力できる技術が携帯電話に搭載できるようになるなりね。同種の技術はこれまでパソコンなどでは実現していたなりが、携帯電話だけで動作するものは、恐らく初めて発表されたのではないかと。

NECの携帯向け音声認識技術は数千語から数万語の大規模な辞書を持ち、普通の会話で使う文章を音声認識することができるというなり。NECによると「ごく自然な会話なら認識精度は9割程度」と、その精度もかなり高いのだとか。

実際に携帯電話に音声認識技術が搭載された場合、どのような変化が起きるのか。考えられることを簡単に列挙してみると。

・メール操作が苦手、もしくはできない中高年層がメールを利用できるようになる。
・留守番電話のメッセージをテキストに変換、一覧表示させることができるようになる。
・ボイスレコーダー機能と組み合わせれば、会議内容を勝手にテキストにしてくれる。

まだまだいくらでも新しい利用シーンは思い浮かびそうなりが、コ○助的に最も期待したいのは、やはりメール操作が苦手な人が利用しやすい環境が整うと良いな、と。祖父母や親がメールを打てないでいる姿を目の当たりにしているので、テンキー入力に変わる、分かりやすい文字入力方法が確立されると、新しい需要も掘り起こすことができそうだと思うなりよ。こうした技術が、携帯電話をよりユーザーフレンドリーな機器にしていく助けになると良いなりねぇ。

パソコンの音声認識ソフトがまだまだ実用的ではないことを考えると、このNECの技術には過剰な期待をしないほうが良さそうな気もするなりが、すでに市場に出回っている技術を組み合わせて開発されたものなので、製品化することはそう難しいことでは無いようなりよ。具体的にいつ頃製品として世に送り出されるのかは未定ということなので、登場を心待ちにしたいなりね。

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