Appleは「Mac mini」でシェア拡大なるか。

2005/01/24 23:33 Written by コ○助

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先日の「Macworld Conference&Expo San Francisco 2005」の基調講演で電撃的に発表されたコンパクトなボディと低価格が魅力の「Mac mini」。全米では22日から発売が開始され、各小売店も開店時間を早めて販売するなど、なかなかの滑り出しを見せているようなりよ。Narinari.comのトップページに張ってあるAmazon.co.jpへのリンクからも有り難いことに何台かご購入いただいているなりが、これまでMacに興味の無かった層にとっても、十分に購買意欲をかき立てる製品なりよね。

「Mac mini」は6〜7万円という価格や、キーボードやマウス、モニタなど、Windowsのものがそのまま使えるというプロモーションの仕方からも、新規でパソコンの購入を検討している人よりも、現在すでにWindowsを利用している人をターゲットにした製品と言えるなり。現在、全世界のコンピュータ市場の2%程度しか獲得できていないシェアを、Windows側から奪うかたちで伸ばしていくための戦略的な製品という位置づけなりね。

もちろん、これまでもAppleは「Switch」という広告展開を軸に、WindowsからMacへの乗り換えキャンペーンを打って来たなりが、どうもイマイチ反応が良くなかったようで、Macのシェアが急伸するようなことは無かったなりよ。これは、あくまでも「乗り換え」という点を主軸に置いていたため、なかなかWindwosユーザーの心を捉えることができなかったからなりね。今回は「乗り換え」ではなく、「買い増し」というプロモーションに打って出ているので、これまでとはちょっと違う結果になりそうな可能性も感じるなり。

こうしたプロモーションが打てるようになったのは、「iPod」が多くのWindowsユーザーからも支持され、共存する道を開拓してきたから。そこに格安の「お試し」的な「Mac mini」を投入することで、新たにMacを購入しようと思う人が出てくる……という道筋は見えてくるなりよね。

アナリストの見方も「Mac mini」に対しては好意的なようで、IDCのアナリスト、ロジャー・ケイ氏は「Mac miniは、Macプラットフォームを試してみたい人々により低い価格を提供する。価格こそ、私自身がAppleに対して抱いてきた不満の1つだった」「Mac miniはシェアを押し広げることができるだろうか? もちろんそうなると思う」と前向きな評価をしているなり。

「iMac」のような爆発的なセールスにはならないかもしれないなりが、やや鮮度の落ちていた現行の「iMac」よりは飛びつきたくなる「Mac mini」。皆さんもセカンドマシンとして購入を検討してみてはいかがなりか? Macの世界も、触れてみるとこれが結構楽しいなりよ。コ○助もまだ購入するかどうか悩み中なり。

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