ほかの地域とは異なる北海道のカレーの「具」。

2005/01/23 14:20 Written by コ○助

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最近はスープカレーのイメージが強い北海道のカレーなりが、純粋なカレーライスにも北海道には独自の進化を遂げたものがあるらしいなりよ。もちろん今の時代、北海道だけがほかの地域と完全に異なる食生活を送っているわけではないので、進化を遂げた後に絶滅してしまったものもあるようなりが、確かに北海道にしか根付いていないカレーライスがいくつか存在しているようなり。

北海道は昨年9月〜11月にかけて、食に関するアンケート調査を実施。「食糧難の時代(1954年以前)」「高度経済成長期(1955〜1964年)」「インスタント・加工食品登場(1965〜1974年)」「飽食の時代(1975年〜現在)」の4期に分け、それぞれの年代に道民がどのような食材を使い、何を好んで食べていたかなどの質問をしたところ、郷土料理や雑煮の具などと並び、カレーの具に関しても面白い結果が出たというなりよ。

調査結果によると、1974年よりも前には49市町村で「天ぷら」「長天」「丸天」、16市町村で「かまぼこ」をカレーの具として入れていたなりが、「飽食の時代(1975年〜現在)」に入ってからはほとんど使われなくなったというなり。「長天」や「丸天」は地方によってはあまり耳慣れない食材かもしれないなりが、丸状や棒状のさつま揚げのようなもののこと。「天ぷら」「長天」「丸天」、いずれも通常はカレーには入れない食材なりよね。

また、沿岸部の46市町村ではあわびやホッキ貝を入れるシーフードカレーが好まれる傾向にあり、現在も主流となっているというなり。漁業を営む地域で、こういった食材がカレーの具に使われるのは当然有り得る話だとは思っていたものの、あわびカレーが主流だと言われると何とも羨ましい限りなりね(笑)。貝から出るダシとカレーの相性は抜群。あわびやホッキ貝を入れたシーフードカレー、まずいわけがないなり。

コ○助は東京生まれの東京育ちなので、実家のカレーライスは実にオーソドックス。肉類(牛肉、鶏肉、豚肉)にニンジンやジャガイモといった野菜が入っている程度で、特に面白くも何ともないなりね。ちょっと変えてもキノコを入れたり、茄子とか野菜を変えてみたりする程度。

まあ自分で作る際に、いちいち食材の準備をするのが面倒くさい場合にはコンビニでおでんを買ってきてカレーのルーをぶち込むという超手抜きカレーを作ることもあるなりが、基本的には実家のカレーライスと同じようなものを作ってしまうなり。あ、今気が付いたなりが、おでんにカレーのルーを入れたものは、おでんの揚げ物の具が「長天」や「丸天」に近いので北海道のカレーっぽいのかも。あれ、結構美味しいなりよ。意外な組み合わせではあるなりが、案外イケルなり。

皆さんはカレーの具、ちょっと変わった食材とか入れたりするなりか? 地域によって、各家庭によって違いがあって、これも調査してみたら面白そうなりよね。一風変わった食材を使ったカレーで、美味しいものがあれば、ぜひ教えて下さいませ。

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