ハリウッド映画「さゆり」に出演する桃井かおりインタビュー。

2004/12/31 13:55 Written by コ○助

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Narinari.comでもたびたびお伝えしている、日本の芸者を題材にしたハリウッド映画「さゆり」。もともとスティーブン・スピルバーグ監督が温めていたアーサー・ゴールデンのベストセラー小説の映画化の企画を「シカゴ」のロブ・マーシャル監督が引き継いだ作品なりが、アジアのスターと日本のスターがこぞって出演することでも大きな話題となっているなりよね。主要な日本人芸者役を中国人女優が演じるキャスティングを巡っては、日米からやや批判的な声も出てはいるなりが、世界的なスターを相手に日本の一線の役者がどのように対峙するのか、という意味でも注目したい作品なり。

「さゆり」の主要キャストが発表されたのは今年の8月だったなりが、あれから新たに判明したキャストも何人かいるので、最新情報と併せて現時点でのキャストをまとめておくと。

新田さゆり(主人公)……チャン・ツィイー(章子怡)
初桃(さゆりをいじめる芸妓)……コン・リー(鞏俐)
豆葉(さゆりが慕う先輩)……ミシェル・ヨー
岩村堅(さゆりが慕う年上の男性)……渡辺謙
延俊和(さゆりに恋する男性)……役所広司
おカボ(さゆりの親友)……工藤夕貴
こりん(初桃の友人)……ユージニア・ユアン
置屋の女将……桃井かおり
松永恒義男爵……ケイリー=ヒロユキ・タガワ
田中一郎(さゆりを置屋に紹介)……伊川東吾

日本を舞台にした作品なのでまだまだ日本人のキャストも増えていきそう。まあ日本の一線で活躍しているような役者はもう名を連ねることは無いかもしれないなりが、脇役で「あ、こんな人も出てるんだ」ということもあるかもしれないので、今後もキャストには注目なりね。

さて、そんな「さゆり」への出演を熱望し、自ら監督宛にプロフィールビデオを送りつけた出演を取り付けたというエピソードを持つ桃井かおりのインタビュー記事が、朝日新聞に出ていたなり。

「(アメリカには英語が)それなりにできるつもりで行ったの。でも、本当に大変だった」
「(アメリカの現場では)何をやりたいのか。どう生きたいのか。そんな問いが日々突きつけられている」
「この年になって新人として仕事ができたのはとっても幸せ」

桃井かおりはコ○助も舞台で生の演技を観たことがあるなりが、ほんとに鳥肌が立つような、ビンビンと伝わってくる演技をする女優なりよね。ドラマなどで見せる存在感も際だっているし、世界的なスターであるチャン・ツィイーやコン・リーをどう転がしているのか、楽しみで仕方がないなりよ(笑)。同じ画面に映ったときに、桃井かおりのほうが圧倒的な存在感を発揮していたらどうしよう……。

「なんで日本の芸者なのに英語を話すんだ」「なんで主人公の芸者が中国人なんだ」という疑問はこの際スッパリと忘れて、純粋にどんな作品に仕上がるのか楽しみ。公開はまだ先なりが、来年の目玉作品になることは間違いない「さゆり」に、皆さんもぜひご注目して下さいませ。

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