WindowsでMac OS Xを動かすエミュレータ「Cherry OS」。

2004/10/14 11:12 Written by コ○助

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マイクロソフトが買収したあとも快調にバージョンアップをしている「Virtual PC」のように、Mac上でWindowsを動かすエミュレータは以前からパッケージとして流通し、認知されているなりが、その逆のWindows上でMacを動かすエミュレータは、なかなか実用的なものが登場して来なかったなりよね。

これまで登場していたエミュレータには「Basilisk II」や「FUSION」などがあるなりが、いずれも68系Mac(簡単に言うと昔のMac)本体から吸い出したROMデータを別に用意する必要があったほか、動作してもそこは所詮68系Mac。現在のMacのアプリケーションが動くわけではないし、本当に限られた環境の中でメールやインターネットを楽しむくらいしか用途が無かったなりよ。あとは、WindowsでMacが動いていることに対する純粋な感動を覚えるとか(笑)。

何を隠そう、コ○助も「Basilisk II」を利用している一人。もう何年も前なりが、どうしても軽いMacのノートパソコンが欲しいと思っていたコ○助は、東芝の「Libretto L2」に「Basilisk II」をぶち込み、「Libretto L2」の中でMacの起動ロゴが出るのを楽しんでいたなりよ。中古パソコン店で数千円で販売されている68系Macを購入してきてROMデータを吸い取り、米Appleのサイトから古いOSをダウンロードしたり、ネットを徘徊して古いネスケやクイックタイムを見つけて来たり。

導入まではかなり苦労した記憶があるなりが、当時はメインマシンがMacだったので、「Libretto L2」とMacをLANで繋いでデータのやり取りをする時に、「Libretto L2」上でMacが動いているほうが都合が良かったなりね。現在はメインマシンがWindowsになってしまったので、「Basilisk II」を起動させることはあまり無くなってしまったなりが、たまに「Libretto L2」上でMacが起動しているのを眺めていると、今でも単純に嬉しいものなりよ(笑)。

そんな経緯を持つコ○助なので、新たにWindows上でMacが動くエミュレータが登場したとなれば、気にならないはずが無いなり。また、コ○助ならずとも「Pentium 4でMacを動かしてみたい」という欲求を持つ人は少なくないと思うなり。しかも実用的なレベルで動くものが欲しいなりよね。

今回、ハワイに本拠を置くMXSという企業が発表したのは「Cherry OS」という製品。なんとWindows上でMac OS Xが動作するエミュレータだというなり。さらには、動作させているWindowsパソコンの「ハードウェアリソース(HDD、CPU、RAM、IEEE 1394(FireWire)、USB、PCI、PCMCIAバス、イーサネット、モデム)を完全に利用できる」というなりよ。これ、本当なら凄いじゃないなりか……。

「Cherry OS」の公式ページで公開されているスクリーンショットを見ると、確かにMac OS XがWindowsの窓の中で動いているなりね。49ドル95セントでダウンロード販売をしているなりが、完全に動作するのであれば、かなりお買い得なエミュレータなのではないかと。まだ実際に動作させてみた、という報告が見当たらないので静観するのが正解だと思うなりが、ちょっと注目しておきたい製品なり。

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