TSUTAYA、オンラインDVDレンタルに本格参戦。

2004/10/12 17:23 Written by コ○助

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ネットでDVDのレンタル予約を入れると、宅配便や郵送で自宅に配達されてくるオンラインDVDレンタルサービス。大手レンタルビデオチェーンではゲオが「GEOLAND」を開設しているなりが、ついに最大手のTSUTAYAもオンラインDVDレンタルサービスに本格参戦することになったなり。

と、言っても、実はTSUTAYAを展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)は子会社のレントラックジャパンを通じて「DISCAS」というオンラインDVDレンタルサービスをすでに提供しているなりが、このサービスのブランド名を「TSUTAYA DISCAS」に変更することで、既存店舗との連動を計りながら、オンラインDVDレンタル市場を開拓していくことになったなりね。

CCCの狙いとしては、一番大きいのは「DISCAS」のテコ入れ。オンラインDVDレンタル市場はまだ未成熟のため、決して大きな市場では無いなりが、「DISCAS」は最大手の「ぽすれん」(ライブドア)にも水を空けられている状態で、年間の売上高は2億円前後に止まっていたなりよ。そのため、知名度が高く、全国に多くの会員を持つ「TSUTAYA」のブランド名を冠に付けることで、一気に「ぽすれん」を抜き去りたい、という狙いがあるなりね。

TSUTAYAとしても、ネットでの商品需要予測ができる「DISCAS」はマーケティングの場として活用できるほか、弱点である地方店舗の品揃えの悪さを補完できると踏んでいるようなり。現時点では「TSUTAYA DISCAS」の会員に付与される「DISCASポイント」と、TSUTAYAカードの会員に付与される「Tポイント」は別物として扱われているなりが、将来的にはこの2つのポイントも統合。「TSUTAYA DISCAS」でレンタルして貯めたポイントを、実店舗のTSUTAYAで利用する、といったことが可能となるなりね。これはできるだけ早く実現して欲しいところ。

TSUTAYAの会員は現在のところ約1,800万人もいるようなので、店頭告知やフリーペーパー、メールマガジンなどで盛んに周知すれば、「TSUTAYA DISCAS」を利用するようになる人が仮に1%程度だったとしても、その数18万人。現在「DISCAS」の会員は3万人程度のようなので、強力な援護射撃が期待できそうなりよね。ライバルの「ぽすれん」や「GEOLAND」もうかうかしていられなくなってきたなり。

ただ、肝心なのはやはりサービスの内容。コ○助も実際にオンラインDVDレンタルを利用してみて、品揃えの悪さにガックリすることもしばしばなので、単純に会員数獲得に注力するだけでなく、TSUTAYAのノウハウを活かして、「TSUTAYA DISCAS」の品揃えも充実させていって欲しいものなり。

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