NTTドコモとau、解約後の番号通知が相互に可能に。

2004/08/12 20:07 Written by コ○助

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一度契約してしまうと、なかなかキャリアを変えることができない携帯電話。やはり多くの人に電話番号やメールアドレスを教えてしまっているため、キャリア変更に伴う混乱を考えると躊躇せざるを得ないなりよね。コ○助も主要3キャリアを全て契約したことがあるなりが、ずっと使い続けているのはau。もうかれこれ7〜8年くらいになるなりか。auを基本に、NTTドコモやJ-PHONE(現ボーダフォン)で使ってみたい端末が出たら契約してみるという、つまみ食い的なスタイルなりね。auを基本にしているのは端末やサービスが魅力的というよりも、単にたくさんの人にキャリア変更の告知をするのが面倒臭いから乗り換えないというのが正直なところかもしれないなり。

こういったキャリア変更がしづらい状況は市場におけるユーザーの流動性を著しく停滞させ、ユーザーの自由を奪っているため、すでに検討が始まっているのが「番号ポータビリティ」という制度。ユーザーの携帯電話の番号はそのままに、キャリアを変更できるという、海外では本サービスとして提供されている地域もある新しい制度なり。「番号ポータビリティ」は総務省が各キャリアに呼びかけ、早期の導入に向けて研究会を重ねているなりが、実際の導入には様々なキャリアの思惑や課題が浮き彫りとなっているため、なかなかスムーズには導入といかないなりね。

そんな「番号ポータビリティ」を巡る議論の中で、NTTドコモとKDDIから出された提案のひとつが「新番号通知サービス」というもの。例えばあるユーザーがNTTドコモを解約してauと新たに契約を結んだ場合、これまではauの新しい電話番号を身の回りの人にせっせと連絡しなければならなかったなりよね。「新番号通知サービス」はこの手間をキャリア側が省いてくれるサービスで、NTTドコモを解約したあと、その携帯番号に電話がかかってきた場合、ユーザーが新たに契約したauの番号をアナウンスしてくれるというものなりよ。逆もまたしかり。キャリアの壁を越えて、ユーザー本意に立った良いサービスと言えるなり。

この「新番号通知サービス」の導入によってキャリアを乗り換える人が劇的に増える、という類のサービスでは無いなりが、キャリア変更の敷居が若干下がったのは確かなりよね。ちなみに、NTTドコモとauの間ではこのサービスが9月1日からスタートするなりが、ボーダフォンはこのサービスには参加していないようなので、NTTドコモ→ボーダフォン、au→ボーダフォンにキャリア変更を検討している人はご注意を。キャリアの利害はあるとは思うなりが、こういうユーザーフレンドリーなサービスにはボーダフォンも積極的に参加したほうがイメージアップに繋がると思うのに。なんだかまた後手後手なイメージになってしまいそうなりねぇ。

ま、キャリア変更を検討している人は、このサービス。利用料も無料だし、ぜひ利用してみてくださいなり。

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