サムスン、携帯電話端末で年内にも日本上陸。

2004/07/19 16:36 Written by コ○助

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携帯電話端末のシェアで世界3位のサムスン。日本では残念ながら、これまで一度もその端末が発売されたことは無いなりよね。サムスンのみならず、世界シェアの上位を占めるメーカー(1位ノキア、2位モトローラ、3位サムスン、4位シーメンス、5位ソニー・エリクソン、6位LGエレクトロニクス)の多くが、日本では端末が未発売だったり、過去に発売されていても、現在は手に入らない、といった状態。でも、日本にはない個性的なデザインの端末が多いだけに、日本のユーザーからこれらのメーカーの参入を望む声は、古くから出ているなりね。

ちなみに、世界シェアの上位に日本のメーカーが入っていないのは、世界で最も普及しているGSM方式が日本では導入されなかったから。日本の、世界的にみれば独特な携帯市場向けの端末開発に注力してきた日本のメーカーは、GSM方式の端末開発に遅れを取ってしまったなりね。まあ、結果としては日本の携帯電話市場が世界で最も進んだ市場になったので、技術的には飛び抜けているのが現状。なので、一概にシェア上位のメーカー製だから良い端末、下位メーカー製だから悪い端末、という判断は正しくないなりが、単純に台数ベースでは世界の名だたるメーカーに後塵を拝しているのは確かなり。

ただ、世界で販売している台数が多いということは、それだけ開発力があるということ。日本メーカーの凝り固まった発想とはまたひと味違った発想で開発された端末が投入される可能性はあるわけで、そういう意味では、今回のサムスンの参入というのは日本のメーカーにとっては戦々恐々の事態と言えそうなり。

具体的にどのキャリアに投入されるのか、ということに関してはサムスンから明確な発表があったわけでは無いようなりが、NTTドコモが今年度後半に投入を予定している低価格版のFOMAのラインナップに、サムスンが加わる可能性が高いようなり。また、ボーダフォンもヨーロッパ市場ではすでにサムスン製の端末を投入していることから、日本でも投入される可能性が高そうだというなりよ。いずれにしても、W-CDMA方式の第三世代携帯電話が対象になるようなので、au向けには供給される可能性は低そうな感じなり。auユーザーの一人として、素で残念。

携帯電話草創期に比べれば、ずいぶんと端末の開発をするメーカーが減ってしまい、新規参入も無い状態が続いていただけに、ユーザーの視点からすれば海外から新しいメーカーがやってくるのはウェルカムなりよね。選択肢が増えて、競争が起きれば、また日本のメーカーの端末もグッと魅力が増してくるだろうし。いろいろな意味で、サムスンの日本上陸、楽しみなりね。

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