阪神が「ポスト矢野」として狙う捕手。

2004/05/25 16:36 Written by コ○助

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どの球団も、常に育成の難しさに直面するのが捕手というポジションの選手。年間通じてレギュラーを張れるのはもちろん、最近のトレンド(?)である「打って守れる」捕手となると、そうそう育成できるわけでは無いなりよね。

12球団見回しても、クリーンナップを打てるほどの打力を持った捕手はヤクルトの古田敦也捕手、巨人の阿部慎之助捕手、ダイエーの城島健司捕手、そして阪神の矢野輝弘捕手くらい。その中でもベテランの古田捕手(39歳)に依存するヤクルトと、矢野捕手(35歳)に依存する阪神は後継者の育成が急務となっているなりね。まさに攻守の要となる選手が引退してしまったとき、ポッカリと空いた穴を埋めるのは大変な作業。それだけに、早い段階から準備を進めていかなければならないわけなり。

当然、阪神も何年も前から自前で捕手を育成するべく、ドラフトで有望な選手を獲得したりはしてきたなりよ。現在、阪神には矢野&野口の移籍組コンビ以外の捕手が4人(浅井、中谷、狩野、小宮山)いるなりが、いずれも1軍レベルにはまだほど遠い状態。法政大学から2001年にドラフト自由枠で入団した浅井良捕手と、智辯学園和歌山高校から1997年ドラフト1位で入団した中谷仁捕手にはそろそろ一皮むけてもらわないと困る頃なりが、中谷捕手は不幸な事件もあってなかなか結果が出せずにいるし、浅井捕手も1軍のチャンスをもらっては活かせずに降格の繰り返しだし……。

そうこうしている間に、1994年ドラフト2位の北川博敏捕手(現在は内野手登録)は近鉄に移籍して打撃開花してしまうし。なんだかちぐはぐな感じがずっと続いているなりね。矢野捕手が中日からやって来たとき、正直ここまでの活躍をするとは思ってもいなかった(本人もビックリしているらしい)だけに、もし矢野捕手が活躍していなかったらと思うと、恐ろしくて仕方がないなり。

さて、そんな阪神の捕手事情なので、今オフのドラフトでは再び有望株と目される選手を補強する計画が浮上しているようなり。白羽の矢を立てているのは智辯学園高校時代に4番のスラッガーとして注目を集め、現在松下電器でプレーしている20歳の若き選手、岡崎太一捕手。野球小僧(※雑誌名)の「世界野球選手名鑑2004」によると「肘が使えるようになりスローイングが一変。打に甘さあるが守走ははつらつプレー」と評価されているなり。

もちろん、他球団も良い捕手は虎視眈々と狙っているものなので競合が予想されるなりが、獲得しないことには育成もできないなりからね。何が何でも獲得して、矢野捕手の後継者を早く育てて欲しいものなり。

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