阪神の久保田智之投手が1軍に緊急昇格。

2004/03/25 10:30 Written by コ○助

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けがで離脱していた阪神期待の星、久保田投手がいよいよ1軍に合流!昨年9月に痛めた右ひじの治療のため2軍暮らしが続いていた久保田投手なりが、先発ローテーション候補の井川、下柳、伊良部の3投手がピリッとしないことから、「やむを得ず」久保田投手を1軍に緊急昇格することになったようなり。2月にも右ひじに違和感を訴えていたくらいなので、けがからの回復具合は万全とはいえなそうなりが、岡田監督も苦渋の決断なりね。

昨年話題になったので他球団のファンにも認知度は高いかもしれないなりが、久しぶりに出た名前なのでおさらいを。昨年4月18日に書いた久保田投手の紹介文から、少し経歴の部分を抜粋してみるなり。

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久保田投手は2002年オフのドラフト5位で阪神に入団。いわゆる「松坂世代」と呼ばれる昭和55年生まれ世代(久保田投手は早生まれの昭和56年生まれ)の投手なり。

小学校3年から「捕手」一筋の野球人生を送り、滑川高校3年の夏に「捕手」として甲子園に出場。試合中にへばった投手に代わり、キャッチャーマスクを脱いでマウンドに上がったというマンガのような伝説を持つ久保田投手なりが、その投球フォームは完全に我流。なんでも幼少の頃に見た野茂投手の投球フォームを真似た「トルネード投法」をモノにしたのだとか。ノモをモノに・・・って、そんなことはどうでも良いなりが、このピッチングフォームからしてもうマンガ。

高校卒業後、「捕手ではなく投手をやらしてくれるから」という動機だけで茨城県の常磐大学に進学。この進学の動機もマンガの世界。だって10数年の野球人生、全部捕手だったなりよ(笑)。笑えるなりよねぇ。

しかしながら、常磐大学ではメキメキと力を付け始め、大学時代の最高速はMAX153kmと、豪快なトルネードから投げ出される速球が最大の武器となっているなり。なぜそんな豪快な投手が、阪神の一本釣り、しかもドラフト5位と下位での指名だったのか。まあ基本的には投手経験が浅く、不確定要素が多いということ。それに常磐大学という、野球で注目をされることのあまり無い大学でプレーをしていたということ。そんなことが阪神一本釣りとなった理由のようなり。

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と、こんな感じで存在自体が面白い、変わったタイプの投手なわけなりが、その実力も相当なモノ。昨年はシーズン後半にけがで離脱したとはいえ、シーズン中盤からは先発ローテーション入りし、ストレートはMAX156キロを投げ込むなど、阪神ファンを熱狂の渦に巻き込んだなりね。

もし、けがの具合が万全なら、今年はもちろん先発陣の軸の一人として活躍できる能力の持ち主。速球をバシバシ投げ込むパワフルな投球は、今季完全復活を目指す福原忍投手と共に虎投の二枚看板になるはずなり。そういう意味では今回の1軍合流は楽しみではあるなりが、決して無理はさせて欲しくないところ。伊良部&下柳コンビの調子が上がらないとはいえ、この2人は昨年オフにFA権を行使、大金はたいて残留させた選手なりからね。しばらくは我慢して様子を見て欲しい気もするなり。まあ久保田投手の昇格は伊良部&下柳コンビを焦らせるための作戦かもしれないなりが。

久保田投手の1軍初登板は28日のデビルレイズとのオープン戦。メジャー相手にどんな投球を見せてくれるのか楽しみなりね。

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