先日、NHKの報道を発端に噂に噂を呼んでいたNTTドコモのパケット定額サービスなりが、詳細なサービス内容が正式発表されたなり。名称は「パケ・ホーダイ」で、FOMA向けのサービス。月額は3,900円と、auのパケット定額サービス「CDMA 1X WIN」よりも300円安い価格設定なりね。このサービスはauのように専用端末を必要とするわけではなく、FOMA全機種で利用できる模様。価格の安さと移行する際に端末で悩まなくて良いという敷居の低さは、かなり魅力的なのではないかと。
auの「CDMA 1X WIN」を利用するためにNTTドコモから乗り換えたというユーザーも結構いるようなりが、NTTドコモもずいぶん早くパケット定額制を導入してきたなりね。これについてはNTTドコモの立川敬二社長も「若干時期尚早ではある」と語っているので、好調なauが刺激になっていたことは間違いないようなり。これでこそ正当な競争、市場の活性化ということだとは思うなりが、「パケ・ホーダイ」がauの勢いを止め得る威力を持っているのかどうか。今後しばらく加入者動向を注視する必要がありそうなり。
しかしこのサービス。「CDMA 1X WIN」にとって脅威なのは確か。「パケ・ホーダイ」がまだまだユーザーの少ないFOMA向けのサービスという点は幸いなりが、FOMAもPDCからの乗り換えが加速しているので、auはウカウカしていられないなりよね。せっかく波に乗って加入者を伸ばし続けているだけに、値下げするとか、魅力的なコンテンツを整備するとか、何らかの対応を練らないと今までのNTTドコモから加入者を奪うことは難しそう。まあ最近のauが魅力的なのは定額制だけではないのが救いなりが、それでもダメージは受けるはずなり。
パケット定額制で逃げるau、追うNTTドコモ。なにやら面白そうな展開になってきたなり。