自己負担増で医療機関への受診率が低下。

2003/06/21 03:14 Written by コジマ

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全国保険医団体連合会の調べによると、医療費の自己負担が3割に引き上げられた今年の4月以降、治療を中断したり通っている病院(診療所等含む)を減らしたりする患者が増えているらしいのだ。治療を中断した疾患は高血圧、高脂血症、糖尿病などの慢性疾患が上位を占めているらしく、受診率の低下が状態の悪化や生命を脅かすと懸念する声も上がっている。

たしかに高い。つい先日のことだけど、記憶がなくなるほどベロベロのヘベレケに酔っ払って帰ってきたのだけれど、目が覚めると自分が寝ている位置がいつもと全く違う。しかも、手や顔に血が付いてるではないか。まさしく「なんじゃこりゃー!」状態だったのだが、まるっきり覚えていない。記憶を辿るために友達数人に電話した。すると、ぼくを部屋まで送ってくれた(らしい)友達が、「ああ、オレもあんまり覚えてないけど、エレベーター乗るところの掲示板を叩いて画鋲が手の平に刺さってたぞ。なんかサビまくってたから痛いだろ」と教えてくれた。よく見ると左手の平の中央にちょこんと傷があり、その周りがこんもりと腫れて中指がよく動かないほどだった(気づけっつーの)。前置きが長くなったけど、神経が傷ついてるかもしれないという恐怖感に襲われ、次の日に病院に行ったのだ。1時間待たされた挙句、傷口をちょっと見て「ああ、腫れてるね。抗生物質飲んだら治るよ」と3分で診察は終わった。そして会計のときにぼくは驚いた。「コジマさん、1500円になります」。おい! ワンタッチ1500円かよ! どういう計算をしたらその値段がはじき出されるんだっつーの! もちろん、薬代は別。なんだか悪徳商法に引っかかったような、腑に落ちない気分で帰宅したのだ。

まあ、ぼくのような軽いケガならいいが、慢性疾患の治療中断は非常に危険。薬の力で良くなっているように見えても、その薬効が切れれば悪化する確率が高いので、慢性疾患を抱えている人は、値上がりはキツイけど病院に通い続けたほうがいいのだ。

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