ボクシング、生で観た事ありますか？僕は何度か観に行った経験があるんですが、なかなか面白いんですよ。タイトル戦とかでなければ、そんなに席も高くないですし、逆にあまりテレビなんかでは観られない新人同士の試合なんかは、生々しさがあったりして、また違った面白さがあります。何よりもパンチが当たる音や選手の息遣いなどもダイレクトに聴けて興奮も高まります。新人とランカーのパンチの音の違いとか、楽しみは色々です。有名選手が出る試合でなければ、後楽園ホールはかなり空席が多いので、ビール片手にのびのびと観る事ができます。もっとも新人戦は選手の友達が沢山かけつけたりするのですが、その選手の試合だけ見ていく人が多かったりするんですよ。人がドヤドヤと入れ替わる中、最初から最後まで観ているのは乙な感じです。まったく知らない選手の試合でも結構楽しめると思うのでお勧めです。

ボクシング好きの個人事業主の人は後援会に入っていたりするので、お願いすればチケットを頂けたりする可能性も高いです。自分は以前にデビュー戦で負けた新人が、ホールの隅っこで後援会の人に泣きながら謝っていて、後援会の人達の中のちょっとカタギに見えない男性にボコボコに殴られているのを目撃した事があります。あれはそのデビュー戦より凄惨な殴られっぷりでした…。

とまぁ、色々な楽しみ方があるボクシング観戦は結構お勧めですよ！…と、まぁいつものように余談が長くなりましたが、日本ボクシングコミッションは、顕著な実績があり、活躍中のボクサー救済のため、ライセンス保持に関する規則を一部改正し、年齢制限を緩和することを決めたんだそうです。

今までは、現役チャンピオンか、新人王戦や各種トーナメント戦で勝ち進んでいる選手以外は、満37歳になった時点で自動的にライセンスが失効していたのですが、今回の改正により、日本タイトル以上の王座保持経験者、世界挑戦経験者、37歳になった時点で日本ボクシングコミッションが認める団体の世界ランキング15位以内の選手に限り、CTスキャンや神経系の検査などの診断を受けることを条件に、試合出場を許可されることになったんだそうです。これによりまだまだ現役として活躍できる熟年ボクサーも活躍できることになります。

とはいえ、やはりボクサーの多くは体力的な問題などで、その年齢になる前に引退する選手が多いです。やはり年齢と共に身体にかかる負担は重くなるので、その辺りは慎重すぎると言われるくらいに慎重に対応してもらいたいと思います。